新橋・玲玲 豆腐干絲とレモン餃子の誘惑
ある日、新橋界隈で用事を終えた夜のこと。
心に灯ったほのかな中華モードに応えるために、
新橋の餃子帝国・玲玲に。
窓際の席で夜風に当たっていると、
お通しで出てきたのがナッツと豆腐干絲。
乾燥豆腐が麺状になったこれ、
啜る楽しみではなくクミクミした歯触りが大好きなんです。
少量のごま油と塩、あとは唐辛子の刺激。
味付けがシンプルだからこそ食感が際立ちます。
そんなおいしい勢いのままで餃子を注文することに。
帝国だけあって、メニューには色々な種類の餃子がラインナップ。
ちょっと迷ったのですが、スタンダードから白菜餃子、キャベツ餃子、
あとは壁貼り紙にあったレモン餃子を注文してみました。
グラマラスな羽根つき餃子がごろっと整列、
一口噛めばジュワ!!!っと瑞々しいエキスが飛び出してきます。
王道たる野菜の甘さが詰まっているスタンダード、
これが美味しいからこそ色々なアレンジをしても、
旨いわけです。
そんなアレンジ系のレモン餃子、一口噛んで飛び出してきたのは爽やかな香り。
ネーミング的に一瞬「おっ?」となったのですが、
あっさりした食べ心地もあって、どんどん姿を消してしまいました。
ということで、お腹がほどほど一杯になったところで、
主食系を注文。チャーハンが売り切れだったので担担麺にしました。
真っ赤に燃える担担麺のスープは、
身体の温度を一気に高め、
風が入る席でよかったと心から感じさせます。
シャキッと辛さで引き締まるスープは、
これまたクセになる味でほぼ完飲。
真夏にこの組み合わせだったら、
きっとガマン大会のように汗をかきまくるんでしょう。
食後のデザートは杏仁豆腐。
赤く燃える辛さを白き甘さが、
やさしく抱きしめてくれます。
いわゆる「本場の香辛料をどっと入れてしまえ」で、
作れる味はたくさんありますが、
創作系じゃない中華屋さんでは、
豆腐干絲のようなものが食べたいもの。
以前から、この中華料理専門サイトを見ていて、
ちゃんとした中華料理が食べたいなぁと思っていた中で、ストライクなお店でした。