有楽町・天米 天丼(1,050円)

120301-02.jpg
所変われば、ガード下のお店も変わる。
有楽町界隈のガード下は綺麗な外観のお店があれば、
変わらぬ佇まいで営まれているお店もあって、
混在するその姿は、まるで時代の縮図のようです。
そんな場所に来ると、
自分は大抵、後者のようなお店に
吸い込まれてしまうのですが、
この日も、天ぷらの天米さんに。
7年ぐらいぶりに暖簾をくぐったのですが、
微かに残る記憶と同じく、
カウンター席のガラス越しには、
ゴマ油で天ぷらを揚げるご主人の姿がありました。
で、ここに来たら必ず注文するのが天丼。
120301-01.jpg
揚げたてのエビ、キス、エノキの天ぷら、
そしてイカと小エビのかき揚げを、
甘辛のつゆにじゅっと浸して、熱々ごはんの上に。
プリプリとしたタネの弾力から、
グジュっと滲み出るつゆの美味しさと香り。
ごま油が疲れてないので重たさがなく、
味が染みた衣とごはんがしっかり馴染んでいるので、
とにかくかっこんでしまいます。
お味噌汁と高菜に沢庵。そしてサラダ。
これがあればという具合に、お箸が止まりません。
いいものは、変に変わらなくていい。
無言で実直な仕事を語る器を空にしたら、
背筋がピンと伸びる思いになりました。

【この記事を書いた人】

合同会社ソトヅケ代表社員/Local-Fooddesign代表

商品企画開発から執筆・撮影、ウェブサイト・パンフレット等のPRツール制作など。作ると伝え届けるの領域で、企業やお店の売上作りをサポートします。

行政時代から地域で培った経験と実績を元に、課題の抽出整理から施策の実行まで、皆さんの目標を達成するパートナーとして伴走します。

ポートフォリオやサービス内容は、名前に貼ったリンクからウェブサイトをご覧ください。ご相談やお問い合わせもお気軽に!

住みたいグルメ!をフォローする
東京有楽町和食丼もの揚げ物