有楽町・谷ラーメン チャーハン(660円)
炎天下から一歩日陰に入れば、
ガード下に舞う暖簾。
その色は燃える炎のようです。
食券機でチャーハンのボタンを押して、
カウンターに座れば、中華鍋と炎がぶつかり合う音。
小さな店内に、心地よいリズムが響きます。
シンプルな具材で作られたチャーハンは、
街の中華屋さんの味。
このぐらいの足し算加減じゃないと、
思いっきりほおばれないので、
レンゲで掬う量が控えめになってしまいます。
でも、自分にとってチャーハンは、
心置きなく掬えるものであって、
無心になれるもの。
そういう味なんです。
で、この店のそういう味が好きなんです。