池袋・【A】PIZZA こんなピッツェリアが欲しかった!
池袋南口と東池袋とのおよそ真ん中。
ビル地下のブーランジェリーや、
ビルドアップされたうどんを出すお店など。
多彩な店が並ぶ面白いエリアの一角。
そこに緑で照らされるのは、
壁に描かれた四角いピザのイラスト、
そして280円という数字。
ちょっと惹かれて席予約の電話をしてから足を運んでみると、
店内はお勤め帰りのグループや、学生さんの集まりまで。
色々な年代の色々な顔ぶれが集っていました。
お店のコンセプトは、ご主人がニューヨークで食べたピザのスタイル。
気軽で美味しく身近な存在。
確かに、日本でピザを食べるにはサイズが大きかったり、
ちょっと気合いと時間を要することが多く、
何より、お一人さまにも対応できるお店は、
ありそうでなかったものです。
メニューブックを開けば、
まるで図鑑のように10種類のピザが並んでいます。
一番値が張るものでも550円。
うどん屋さんのような感覚で色々オーダーできるのは、
本当にありがたいものです。
普段の焼き上がりは、オーダーから約3〜5分程度。
ただ、満席ゆえにちょっとお時間拝借モードでした。
ということで、ポテトサラダを頼んでからのピザ選びだったのですが、
次回以降もこのサラダを欠かさないことにしました。
サイドメニューからもう一品、
チキンとトマトのチーズ焼き。
熱々で酸味の効いたソースに浸かった、
鳥の弾力とエキスを、チーズのコクや玉子を崩しつつ。
そして、お待ちかねピザの登場、
A5サイズのピザが、対角線にカットされて運ばれてきます。
なるほど、このサイズだとアツアツのうちに、
食べ切ることもできるので、
美味しい余韻のままで次のオーダーに流れます。
また、必ずピザカッターが付いてきます。
特に女性は大きな口を開いて食べるのに躊躇してしまうゆえ、
好みのサイズにカットできるサービスはうれしいものです。
じゃがマヨには、じゃがいも、コーン、ツナ、
ミックスチーズにパルメジャーノ、
ブラックペッパーに忘れてならぬマヨネーズ。
もちろん、ボリューム満点なのですが、
それは量のボリュームだけではなく、
美味しさがぎっしりつまったボリューム。
ヘビーなようでライトな食べ心地なのは、
包み込む生地が丁度いい塩梅だからでしょう。
もう1枚、店名を冠した"Simple A"を。
こちらにはトマト、ミックスチーズ、パルメジャーノ、ペッパー。
ふわっとした生地に乗ったシンプルな美味しさ。
だから、ぺろっと食べ終えてしまいます。
食後は白梨とスパークリングワインのソルベで、
口をすっきりリフレッシュ。
5,000円札1枚あれば、二人で食べて飲んで大満足。
ランチタイムには、ベビーカーを押してやってくるお母さん方が、
スタンドテーブルでピザを食べて颯爽とお店を後にしたり。
オープン以来、お店のスタイルが根付いているようですが、
この広がり感は、地域にとっても待ちに待った
といった感じだからなんでしょうね。
ピザとの距離を近づけてくれる素敵なお店、
小さなピザには大きなイノベーションが、
たっぷりトッピングされてました。