銀座 ぎんざ春日 天丼(900円)

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こう暑い日が続くと、
外で食事をする際に「いかに簡単に」とか、
「いかに手早く」といった感じに、
食べることを簡単に済ませたくなってしまう。
でも、こういう時だからこそ、
料理が出てくるまでの待ち時間が、
「早く出てこい」というより「まだ出てこなくてもいい」
と思えるお店に行く機会を増やしたい。
そういう時に、このお店の暖簾をくぐり、
L字型したカウンターの一番端に座り、
職人さんが丁寧に天ぷらを揚げる姿を見ていると、
まだ自分の注文した天丼は、まだ出てこなくてもいいと思える。
胡麻油の香りに包まれているだけで幸せだ。
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大きな穴子にエビ、キス、
更に海苔やししとうといった面々が、
丼の上で賑わっている。
さっくりと軽快な食感の衣から、
タネの旨味が溢れ出し、
これを甘辛のタレが包み込む。
ご飯が進むのは当たり前のこと、
この一品でお酒が飲めてしまうんだろうとも思えるし、
合間に口にするお味噌汁に入った揚げ玉が、
天ぷら屋さんらしい技だと思う。
お昼の食事は後半戦への活力の源。
だから「とりあえずお腹を満たせばいい」なんて絶対に違う。
食べたものが自分を支えてくれるんだと、思えるものを食べておきたい。
それに加えて、このお店のように、
仕事が見えるシチュエーションがあれば、最高だと思う。

プロフィール
takapu

・2004年から20年以上にわたり、ランチを中心に日本全国のおいしいものを巡り綴ってきた「ひるどき日本ランチ日記」を再構築してリニューアルしたウェブメディアです。
・街の食堂からパン屋さんまで、日本全国の「これを食べたいから、ここに住みたい!」と強く惹かれた店を、元国家公務員のフォトライターがご紹介します。
・詳しいプロフィールはホームアイコンからご覧ください。

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