銀座・岩戸 豚汁定食(840円)

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銀座界隈で「何を食べようか…」と迷ったとき、
三州屋に足が向くことが多いのですが、
この日は汁ものを欲していたので、岩戸の暖簾をくぐることに。
壁に貼られたメニューを眺めつつ、
あらかじめ決めていた豚汁定食を注文。
840円を渡して、プラスティックの食券を受け取り、
丁度1席空いたカウンターに座れば、
大きな器やご飯に小鉢が乗ったお盆が目の前に。
里芋の白が目を惹き、大根やにんじん、ごぼうにコンニャク、
そして忘れてはならない豚肉といった具材が、
器狭しと入っている姿を見ると、
美味しさに対する期待が高まらずにいられません。
ゴロゴロと大降りな大根やにんじんは、
熱々なので噛めばハフハフ。
でも、出汁や味噌の味、生姜の刺激が染み込んだ野菜の甘さを口にすると、
もう止まりません。
カレーもやし、漬物を口にしつつ、
お椀の中を少しずつ食べ進め、
まぐろのタレ漬けで豪快にごはんを頬張る。
で、おつゆを少しずつ飲んで口の中に優しい味を満たす。
その繰り返し。
この繰り返しがたまりません。
身体だけではなく心まで暖めるというのは、
つまり、こういうことなんだと教えてくれる冬の味です。

【この記事を書いた人】

合同会社ソトヅケ代表社員/Local-Fooddesign代表

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