銀座・笑笑庵 芝えび天おろしそば(970円)
中小企業会館の地下にあるおそば屋さんに一人で入ると、4人席が空いていたにもかかわらず、ホールの店員さんから入口にて、
「こちらでお待ちください」
と言われてしまった。で、4人席が空いていることを告げると、「他の方がいらしたら、相席になりますが?」と言われたものの、何とか座ることができた。
接客スタイルにも色々とあるのだが、空席率を小さくしたいためか、客をさばくことしか考えてないようにしか思えない接客にあたると、テンションも上がらなくなってしまうものである。
こんな調子で注文したのは、芝えび天おろしそば。で、注文の際にそば茶と一緒に運ばれてきたのは、そばを揚げたもの。
塩は弱めで香ばしさを前に押し出した味なのだが、中盤から後半にかけて黒胡椒の辛さが前に出てくる。これが結構強めなので、斜め前に相席になったおじぃちゃんのように、ビールを飲む方であれば…という味。
そう思いながらポリポリと食べていると、そばが運ばれてきた。
そばそのものは、強いハリとコシを持っており、噛み応えに溢れたものなのだが、香りは控えめといった具合。ただ、海老にしてもつゆにしても、そばに及んでないという印象。ネギを山盛りにする見せ方はいいと思うのだが、全体のバランスがあまりいいとは思えなかった。
で、この日一番良かったのは、
このそば粉でできたドーナツ。揚げたてではないものの、外はサクっとした食感が残り、中はモチモチとした食感。表面にまぶされたゴマのコクが効いており、全体に薄めの甘さであってもメリハリのある味。
とはいえ、正直なところ接客の印象が強すぎて、なんとも悩ましい…というのが本音である。
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