青森市・勝むら みそカツ定食(1,350円→1,150円)

06/09/2008

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ちょっと前に食べたカツ丼に続いて、勝むらでみそカツ定食を食べる。
ランチタイムに足を運んだら、ガラっと引き戸が開く度に、カウンターの空席は次々と埋まっていき、ガラっと引き戸が開いたところで、カウンターの様子を見たお客さんから、「座敷空いてる?」なんてやりとりが交わされる。
そんな声と、揚げたてのカツをザクっと切る音が入り混じる空間に身を置いていたら、味噌ダレの香りと共にみそカツ定食が運ばれてきた。
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カツの切り口から覗くのは、刻んだ紫蘇を混ぜ込んだ味噌ダレが、Uの字型に折られた肉に挟みこまれた姿。そんな丁寧な仕事が施されたカツの一片を、小皿に注がれた味噌ダレに浸す。
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サクサクの衣、ジューシーな肉汁、そして全てを包み込む味噌ダレ。何より、お肉自体に味がしっかりと宿っている。肉に妥協したら絶対にタレが勝って終わる。「矢場とん」の味を勉強して作られた味噌ダレ自体が濃厚だから。
あとは、一心不乱。キャベツを味噌ダレに浸したり、茶碗の上で勝手流味噌カツ丼を作ったり。
食後、お店を出たらこれだけ旨いものを食べた後は、快適な食後感に満たされるのだが、実はちょっと切ない食後感に包まれた。
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実は、9月20日をもってこのお店は閉店してしまう。そして、最後の20日間は、感謝価格でカツが提供されている。
真っ当な食材を使って、真っ当な仕事をし、真っ当な味を提供するお店が姿を消してしまうのは、本当に残念な話。しかも、前身のお店を含めると、20年以上もこの地で親しまれてきたお店。
だから、アオモリストなこの方や、この方。そして、この方にもカウントダウンの中で、足を運んで欲しい。
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そして、願わくば、新しい方にこの味が引き継がれて欲しい。
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この記事を書いた人

takapu

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/Local-Fooddesign代表。「10年後でも古びないモノ・コトづくり」をコンセプトとした商品・サービス開発、既成品リニューアルをはじめ、食と旅がテーマのコンテンツ制作・事業、編集、撮影、執筆、漫画原作、講演を手がけています。プロフィール・事業実績はこちらから