青森県弘前市・弘前さくらまつり2010_春の日差しが照らす桜たち_その2
再び、あの春の時間に巻き戻し。
弘前公園の桜には、欠かすことができない影の主役たちがいる。
例えば、水。外掘であったり内堀であったり、桜の姿が水面に映り込む姿があってこそ弘前の桜。
ボートに乗って水の上から桜を眺める。
川沿いを歩いているほうが、手に届く距離に桜はあるものの、
それよりも水の清涼感に包まれながら眺めることに価値がある。
賑わう水辺からちょっと離れて、見下ろすように歩く二人の姿。
寄り添う時間はきっと桜色に染まる。一人ひとりにとっての印象に残るからこそ弘前の桜。
桜色だけじゃなく、様々な色に包まれる公園内、これは数えきれない露店の看板があってのもの。
花より団子じゃないものの、これだけあれば言葉に偽りなしといったところか。
桜が囲む公園の遊具、大人は桜の揺らぎを楽しみ子供はブランコの揺らぎを楽しむ。
まだ、開かぬつぼみがあっても、弘前の桜はやっぱりすごい。
いつ来ても、ゆっくりと公園内を歩くたびに感じる。
お馴染みの撮影スポットには人が立ち並び、桜と人との構図を決める。
二日前、まったく同じ場所で見た桜。
昼と夜の違いは、女優さんならば一人二役といったところか。
また来年、お元気で。楽しみにしてます。