青森県弘前市・le bourgeon この街にはシャーベットもよく似合う。
弘前公園から土手町に向かう途中、
春に桜が乱れ咲いていた道沿いに、
花見名物のりんごシャーベットの屋台が置かれていました。
気温も手伝って口に甘さが欲しくなる瞬間、
気がつけば、このお店の前にたどり着いてました。
東京のオーボンビュータンで修行をされたパティシエが、
このお店を開いたのは一昨年の10月のことですが、
カフェに和菓子から大学芋まで、一年中甘味のメッカたる弘前の地は、
自分の足をあまりにも遠回りさせました。
そんなお店の店頭に見つけたのは、
アイスクリームとシャーベットの文字。
数分後の涼感に誘われてお店に入ると、
ガラスケースにはケーキや、爽やかな色合いのギモーブ。
そして、豊富な丁寧な仕事が施された焼菓子が並び、
冷房が効いた店内で心揺れ動きます。
そんな中で注文したのは、
初志貫徹でアイスとシャーベットのダブル。
アイスクリームからはプラリネを、
シャーベットからはグレープフルーツを選抜です。
(黒板からその文字が消えているのは、食後に売り切れてしまったのです・・・)
上段にはグレープフルーツのシャーベット、
下段にプラリネのアイスクリーム。
シャリっとした爽やかな口当たりから、
柑橘の酸味と甘みが溶け出して、
暑さで少しだらけていた身体を軽快に。
そして、プラリネの濃厚な香りとコクへと、
流れるように滑らかなリレーがなされました。
食後、再び店内に戻って、
焼き菓子やギモーブを買ったのは必然です。