【ミドリヤ/青森県青森市】レバーにささみ、皮、カシラにチーズつくね。百花繚乱・焼鳥の華が咲く!
青森の短い夏を彩るねぶた祭り。そのエンディングは海上運行と打ち上げ花火。夏から秋へと移りゆく号砲と共に、夜空に花火が咲き乱れます。
しばらく見ていると屋台の香りに誘われて、お腹が空いてしまうのは仕方ないことです。もちろん、屋台を物色して食べるのもありなのですが、会場からちょっと歩いた場所にある焼鳥屋・ミドリヤさんに向かいました。
お通しは蒸鶏とキュウリとグレープフルーツサラダ。汗ばんだ身体に染み渡る爽やかな水分。これ食べながら焼き上がりを待つことにしましょう。
まずはレバーから。表面がパリっと炙られたレア気味のところを頬張ると、絶妙な火加減で炙られた表面が一瞬で弾けてとろけていきます。ええ、本当にとろけるんです。
次にササミの叩き。艷やかに輝くピンク色の肉質は、繊維しっかりなのに噛みやすいという教科書的な仕上がり。大勢で行くと一切れ食べるか二切れ食べるかで揉めかねないので、2皿ぐらい注文することをオススメします。
間にドレッシングたっぷりのトマトを挟みつつ、ビールも少しずつ進んだところで…
カマンベールチーズ串がドンと!レバーに次ぐとろける系、舌を360度覆わんとするミルキーなコクがたまりません。
そして皮串とトマト串へとなだれ込みます。こちらは一転してパリパリ系。脂を落として食感を残す。口の中で生まれる脂と塩の一体感が楽しめます。
おまたせの登場が、お店の名物・チーズつくね。熱々のチーズに包まれた肉汁は、スパイスの香りで軽快さを身にまとっていました。
ここで白ネギのやさしい甘さと、
ズッキーニの食感を挟んで、
カシラやハツを思う存分頬張ったら、
締めはレバーペースト。レバーに始まりレバーに終わる焼き鳥です。
この一品のルールはペーストをたっぷり塗ること。濃厚なレバーペーストの旨さを、パンの隅々まで行き渡らせてこそです。
とにかく、鶏の鮮度管理が徹底されています。なので特有のクセや臭みといった重たさがなく、切れ味抜群の焼き鳥が堪能できるこのお店。もし青森に住んでいたら通い詰め必須です!