【アンカーコーヒー 田中前店/宮城県気仙沼市】憩いと賑いの錨

19/08/2014宮城, 東北, カフェ/喫茶店, ひるたび・さんぽ

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気仙沼2日目、ホテルで朝風呂→朝食のゴールデンコースを堪能した後、荷物をまとめてチェックアウトと共にフロントに預け、タクシーで向かった先はここに来た目的の一つ、アンカーコーヒー。

元々、ほぼ日で知った珈琲店で、ここの豆を取り寄せて挽いて淹れれば、香りと共に気持ちを、まだ未ぬ気仙沼に連れて行ってくれる。なんというか、まるで魔法のような珈琲でした。

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仮設飲食店街「福幸小町」の田中通りにある店舗。外観からは中はこじんまりとした感じかと思ったら、広いカウンター越しに「いらっしゃいませ!」の出迎えを受けると、店内には奥にテーブル席やソファー席の姿もありました。

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メニューは珈琲はもちろんのこと、焼きドーナツに、スコーン、サンドイッチ…朝食でご飯のお代わりをしたことを、少しだけ後悔しました。

とはいえ、珈琲の他に何も口にしないというのも寂しいもの。ということで、今日の珈琲と焼きドーナツのミックスカップを注文。お会計を済ませて席に向かいます。

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と、その前にグッズコーナーを確認。珈琲豆はもちろんですが、Tシャツやマグカップも揃っています。

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折しもこの日は気仙沼みなとまつりの初日。店内の席には地元に帰ってきたと思しき学生さんや、ボランティアの方などで賑わっていました。

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運ばれてきた珈琲を一口飲めば、あの香りが鼻孔を通り抜け、酸味と共に優しく包み込むようなコクが身体の中を巡ります。

そして、指でつまむは焼きドーナツ。プレーン、抹茶、マーブル。一口つまむとフワッと、でも張りのある口当たりの生地から、それぞれのオリジナリティが溢れだし、珈琲の後味が少しずつ変化していきます。

珈琲の量がしっかりめなので、焼きドーナツを食べ終えたら、さっきより少し飲みやすくなった温度から生まれる味にゆっくり浸ることに。

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カップの裏にはあの日の日付。

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ところで、アンカーコーヒーには、いくつかの支店があるのですが、そこにはフルセイルコーヒーという名称が付けられています。

その理由は「アンカー」が錨の意味で、「フルセイル」が帆を広げて進む船の意味。

つまり、基点であり母港である気仙沼のお店から出航し、様々な場所に広がっていくからフルセイル。さしずめ、このスタンプカードは乗船証のようなものでしょうか。自分も乗組員として色々な船に訪れて、航海記録を残していきたいものです。

最後の一滴を飲んで時計を見れば、いつの間にか1時間半近く経っていました。お店を後にして気仙沼の駅に向かいます。

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気仙沼の交通機関は、JR大船渡線が気仙沼を終点とした仮復旧の状態にあり、JR気仙沼線も柳津までの区間は復旧していません。そこで、代替交通機関として運行されているのがBRT(バス高速輸送)。

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気仙沼線の線路を撤去して、バス用に整備されたホームに到着したのは真っ赤なバス。車体に描かれているイラストにはバリエーションがあり、ホヤぼーやの車体もありました。

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そろそろ、大船渡線の出発です。

こちらの車体にはドラゴンレールのイラストが。大船渡線は線路がクネクネと龍の尾のようになっているので、この愛称になったそう。
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短かった気仙沼での時間ももう終わり。いつか、ボックスシートに乗って、この先の景色を眺めてみたいものです。

そして2015年3月。田中前の仮設店舗での営業を終了し、本店となるマザーポート店が開店しました。

【アンカーコーヒー マザーポート店/宮城県気仙沼市】一日の船出はグッドモーニングセットとともに。 | ひるどき日本ランチ日記
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この記事を書いた人

takapu

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/Local-Fooddesign代表。食にまつわるテーマを中心に、新商品・サービスの開発とリニューアル、プロモーション・コンテンツの企画制作。各種編集、取材、撮影、執筆、講演をワンストップで手がけています。サービス内容はこちら。>>Local-Fooddesign

Posted by takapu