京橋・名前のない立ち食いそば屋さん 冷やかけ、かき揚げ、ごぼう天(全部で500円)

京橋界隈には「京橋四天王」を始めとして、
様々な美味なる店が立ち並びますが、
最近、大きなビルを建てている付近にあるのがこのお店。
店名がなく入口も小さく、
独特の雰囲気ゆえ、通り過ぎてしまいそうになりますが、
店内に入ると左手には、天麩羅やコロッケの入ったバットが置かれ、
壁にはメニューが貼られています。
店内は7人も入れば一杯になる広さ、
背中触れあうも何かの縁。
そんな立ち食い蕎麦屋さんです。
さて、注文したのは冷やかけにかき揚げとごぼうの天麩羅。
「お待ちどうさま。」と、器が目の前に出されると、
とにかく、そのボリュームに圧倒されます。
大きくダイナミックに切られたごぼうは、
まさにざっくりとした食べ応え。
細目のごぼう天よりも、このぐらいの太さのほうが、
噛む覚悟みたいなものが持てるのは、気のせいでしょうか。
そして、かき揚げもタマネギのシャクシャクとした食感と甘さ。
お蕎麦の塩加減と野菜の甘さのバランスを、
立ち食いの舞台で感じると、
ものすごく得した気分になります。
そばを啜る合間に天麩羅を口に…
ではなくその逆です。
とにかく、このボリュームが素敵です。
壁のメニューにあるカレーも気になったり、
カレーに天麩羅を乗せたり(笑)。
ワンコインで色々な楽しみ方が想像できるのが、
こういう場所の立ち食いそばの醍醐味。
そう思うのです。