有楽町・叙々苑游玄亭 ヒレ、タン、ロースの揃い踏み!これが焼肉店の代名詞たるお店の底力

旨いランチと郷土食フリークの皆様、お待たせしました。ひるどきでございます!!!!!!
さて、現在のひるどきは何位になっているでしょう?
「お酒が弱いことを楽しんでしまおう!」
というコンセプトで、ひっそりと色々な活動を行っているのがチーム下戸!実は、このチーム下戸はこちらの方と一緒に、こちらの方とお会いすべく、開催されたオフ会のきっかけとなった活動である。
そして、結成1周年を迎えた6月19日。1年前の集まりが魚料理だったので今回は肉料理を。ということで、有楽町マリオンの11階にあるこのお店へ。
テーブル席に案内されて、最初に注文したのは当然ウーロン茶。乾杯の後は、このお店の常連さんでもあるこちらの方の注文により、次から次へと料理やお肉が運ばれて、テーブルの空間が満たされてゆく。
まずはお通しとして、じゃこにゴマや青唐辛子を和えたもの。一口食べて感じたのは、「これは、ビールの友かごはんの友な味!」というもの。どちらかを口にしたくなるのだが、やはり…
下戸なので、ごはんの友となった。
・キムチ三品盛
唐辛子の色が鮮やかなカクテキと白菜。食感が違う2品を繋ぐのが、表皮が綺麗に剥かれた薄緑のきゅうり。水分と辛さの組み合わせが印象的で、辛さの割合が強い2品とのコントラストを、彩りと共に作り出している。
・叙々苑サラダ
叙々苑のドレッシングを見かけることはあるものの、実は現実に食べるのは初めて。ゴマ油の香りが強く、見た目はシンプルながらも濃厚な味であり、ある種、サラダとはかけ離れている味でもある。
さて、ここからはお肉が続々と。
・特選ヒレ焼(写真は2人前)
最初に運ばれてきた、見るだけで弾力が伝わってくるヒレ肉は、適度なサシと赤身の色合いが視覚を通じて食欲を刺激する。早速トングで持ち上げてみると、一切れ一切れからずっしりとした重さが伝わってくる。
表面に焦げ目が付くか付かないうちに網から引き上げて、ピリっとした辛さが効いたタレを付けて口に運び、グシュグシュと噛むごとに広がるのは、脂と赤身のバランスから展開される圧倒的な旨み、実は、個人的には6:4で赤身派ではあるのだが、脂によって、むしろ赤身部分の味が際立っているので、これなら何切れでも入ってしまう。
・特選タン焼(写真は2人前)
次に、最近多い厚切り系ではなく、約5ミリ程度にスライスされたタン焼。中心から放射線状に広がる白さが、旨さの期待値を否応なく上昇させてくれる。
一噛みごとに、タンの旨みがじわりじわりと広がり。先に口にしたヒレ肉の旨みが脂と赤身のシンクロによるものだとすれば、こちらは肉質そのものの旨み。
・特選ロース薄切焼(写真は2人前)
そして、本日の目玉となったのが、この見た目に立派なサシが入ったロース焼。まるで木目のようにサシがしっかりと掘り込まれた肉を網に乗せて、ピンク色がほんのりと残る程度で引き上げる。
いやぁ…これはすごい。しつこい脂なのではなく、口溶けのいい脂。そして脂だけではなくエキスもしっかりと備えたスケール感。しかも、タレがこの味を損なうことなく、逆に引き出している。バランスのよさが際立ちつつ、素材そのものの圧倒的な力を感じさせる味。
どちらかというと自分は焼肉屋さんでは、タレだと肉そのものの味が少し弱まってしまうということで、塩で注文することが多いのだが、このお肉はタレでこそという味。
・レバー焼
ヒレ、タン、ロースときたら、次は内臓系ということでレバ刺しを注文したものの、あいにくの品切れ。ということで、レバー焼を注文。タレに漬かるお肉からは、官能的な弾力を感じさせる。これも、焦げをつけない程度に。
特有のクセは押さえられつつも、特有の濃厚な味がしっかりと広がる。もちろん、弾力も十二分に堪能できる。
・カルビうどん
さすがに、一人一杯というのは厳しかったので、うどんを3人でシェアすることに。ゴロンと煮込まれたお肉の塊を口にすると、焼肉屋さんのアイデンティティを感じる。
ヒレ、タン、ロース、そしてレバーまで、思う存分食べ比べることで、「焼肉=部位ごとの個性を楽しむ」ということを再認識したのと同時に、お店の方の接客も申し分なく、網や熱さと戦う焼肉ではなく、ゆっくりと楽しむ焼肉店が生み出す空気の心地よさもしっかりと。
そして、食後のデザートのアイスの形が…
妙に微笑ましいのも印象的である。
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