JALPAK presents 行っチャイナ!食べチャイナ!~中国ウマウマ食い倒れツアー~ その8・「小橋流水」にて。

13/11/2007海外,ひるたび・さんぽ

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 旨いランチと地元食フリークの皆様、ひるどきでございます!!!!!! 
ところで…現在のひるどきは何位になっているでしょうか?
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 憧れだった上海雑技団のカーテンコールを見ながら、再びバスに戻り向かった先は、今日の夕食の場となる「小橋流水」。
 そして、このお店で食すメインは、旅のアイコンの一つである上海蟹。
 思えば、自分にとっての上海蟹というのは、数年前に香港で食べた老酒漬けのみ。下戸の身にとっては、味噌も身もお酒の味しか感じなかったので、実は味のイメージがほとんど浮かばず、期待と同時に「また、老酒漬けが来たらどうしよう…」という不安が実は大きかった。
 と、思っていたのだが、ガイドさんからいただいたメニュー表を見ると、そこに酒という文字は書かれていなかった。
 上戸の方には理解してもらえないかもしれないけど、下戸の方にとってはおそらく同意いただける。そんな見る人によって低くもあり高くもある壁を乗り越えて、最初の前菜とご対面。
・前菜の盛り合わせ
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 まずは、視覚を満たす一品ということで、クラゲとダックのブラックソースの存在感が印象的なこのプレート。ただ、個人的にはインゲンへの油の絡まり方がツボに入った。
・アスパラと蟹足のさっぱり炒め
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 アスパラの瑞々しさが、カニ足の甘みを少し軽い口当たりにし、まろやかな印象が残るように、上手くまとめあげたもの。
・シェフ自慢の蟹味噌のまんじゅう挟み
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 ピリ辛、まろやか、たっぷり、ワクワク、そんな色々なキーワードを饅頭が全て包み込む。今から思うと、この身をほぐした量を作る手間というのはすごいもので。
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 そう、この量。やはり、手間がかかるに違いない。
・蟹味噌豆腐のとろとろ煮込み
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 甘めの味噌味に、ご飯が欲しくなったというのが率直なところ。豆腐が絹ごしなので、カニの身の感触による印象を損なうことなく、どちらもしっかりと主役になった一品。
・剥き蝦の蟹味噌餡かけ
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 プルプルの弾力と、蟹味噌の豊かで贅沢な味の足し算。甲殻類同士の組み合わせは、お互いの長所がダイレクトに。
・上海蟹の姿蒸し
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 ここからは、メインディッシュの上海蟹。雄と雌が一杯ずつ。
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 ガイドさんの手による剥き方実演にしたがって、無言で剥く、そして味噌を食す。
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 雄の味噌を食べた後、雌の味噌を食べる。やはり旨いのは後者か。
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 足も食べる、とにかく無言。5分、10分、15分…全員が、蟹と戦いつつも蟹を堪能し、蟹を楽しむ。
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・蟹チャーハン
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 とにかく、この日は蟹ずくし。インディカ米のチャーハンには、同じように細くほぐされた蟹。
・小柱と蟹味噌のとろみスープ
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 小柱の旨みがじわんりと溢れたスープの味を引き締めるのも蟹味噌。 
・蟹味噌入りの小龍包
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 スープたっぷりの小龍包の上にも蟹味噌。
・季節のフルーツ
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 とはいえ、最後は蟹味噌ではなくスイカとナシ、そしてぶどう。
 酔っ払い蟹の味しか知らなかった自分、これでもかという量のシラフの蟹を食べた自分。一種のフィルター越しに見ていた印象がガラッと変わった。来年の日本でも9月、10月が待ち遠しくなる。そんな気持ちでお店を後にする。
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著者プロフィール

takapu

ごはんフォトグラファー/Local-Fooddesign代表
食にまつわる各種コンテンツ制作(フォトグラファー、エディター、フードライター、インタビュー)、商品開発・リニューアル提案、PRツール・ロゴ制作などを手掛けます。
創業75年以上の老舗食堂を紹介するウェブサイト百年食堂の制作・運営もしています。
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Posted by takapu