築地・やまだや あぁ…やっと来ることができた。というお店。

12/02/2008東京,築地,よるどき

 旨いランチと郷土食フリークの皆様、ひるどきでございます!!!!!! 
さて、現在のひるどき、順位はいかほどに?
 
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 ある日の夜、こちらの方とこちらの担当の方とで会食することに。で、前から行こうと思いながらも、行くきっかけがなかったり予約で満席だったり…あらゆるな形で振られ続けていたこのお店の予約に成功。
 ただし、20名以上の団体予約が入っていたため、タイムリミットは約90分。ということで、ありったけの食べたいお皿を一気に注文。
 最初のお通しは、茹で鶏とワサビ菜。あっさりした肉の旨みを、刺激と苦味が際立てる。


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 お刺身の盛り合わせは、キンメ、ヒラマサ、タコ、そしてしめ鯖。タコとキンメは塩でというもの。特に秀逸だったのがキンメの脂。
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 このお店のスペシャリテ、帆立貝クリームコロッケ。ずっしりとしたベシャメルのコクに、少し大きめに刻まれた貝柱によるエキスが加わることで、食べ応え十二分の一品に。 
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 牡蠣の松前焼きは、8センチクラスの牡蠣が香ばしく炙られた昆布の芳醇な香りと共に。火を通すことにより生まれる牡蠣の旨みと昆布の旨みが相まって、日本酒が旨い居酒屋によく似合う一品になっているのと同時に、お酒を抜きにしても圧倒的に旨い一品に。
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 野菜いろいろ温サラダは、カボチャ、サツマイモ、山芋、そしてブロッコリー。カボチャのホコホコとした味の濃さ、サツマイモの甘さ、山芋のネバネバ、ブロッコリーの青々しい香り。熱が引き出した野菜の本当の姿が、味付けというものが持つ唯一の罪を感じさせる。
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 今治の「伊予水軍」という地鶏のムネ肉たたきは、一噛み一噛みでほのかな甘さがじわじわと広がり、いつの間にか口の中を満たしてくれる。
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 そして、サバのへしことモッツァレラピザ。パリパリの薄い生地が個性派同士を結びつけ、塩味の序列をしっかりと纏め上げる。
 短い滞在時間の中で密度ある時間を過ごせたのは、店主の絶対的なこだわりによる料理のセレクションのおかげ。下戸でも問題なく楽しめ、上戸の方にはほとんど出回ってない日本酒が待っている。
 つまり、素直に「いいお店」と呼べるお店。
 
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著者プロフィール

takapu

ごはんフォトグラファー/Local-Fooddesign代表
食にまつわる各種コンテンツ制作(フォトグラファー、エディター、フードライター、インタビュー)、商品開発・リニューアル提案、PRツール・ロゴ制作などを手掛けます。
創業75年以上の老舗食堂を紹介するウェブサイト百年食堂の制作・運営もしています。
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Posted by takapu