【埼玉県さいたま市】せんべろ上等!さいたま新都心『串やきっぽう』の一串120円と思えないやきとり・やきとん

埼玉,関東,焼肉/焼鳥,よるどき

串やきっぽう−01

再開発が進むさいたま新都心駅のほど近く。ここ数日、京浜東北線と平行して南北に走る旧中山道沿いで、夕方になると見かけるのがこの光景。けやきの街路樹に包まれた小さなお店の店頭に、犬を散歩中の奥様や界隈にお勤めの方が足を止め、明るく照らされたガラスケースの先に視線を送ります。

串やきっぽう−02

その主役はやきとり・やきとんの串。夕方6時にもかかわらず一部の串は売り切れ状態。この界隈は大手チェーンの焼き鳥屋が多いのですが、持ち帰り惣菜としての串惣菜の店として早くも人気のようです。

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そんなお店の名前は「串やきっぽう」。埼玉県内に同じ屋号で2店舗を構える串焼き店の3店舗目は、今月27日にオープンしたばかり。地域密着系の小さな飲食チェーンが手がけるお店と知っただけで、期待値が高まるものですが、なんと11:00からの通し営業。つまり、午前中から店内で呑めちゃうんです。

ということで、お勤めの方が仕事を終える少し前、店内の一角で串焼きをいただくことに。

串やきっぽう−04

席に置かれたメニューには、やきとり&やきとんのラインナップがズラリと並び(一部品切れもありますが…)、

串やきっぽう−05

サイドメニューが180円スタートという気前の良さに驚けば、財布の紐がユルユルになること間違いなし。レジカウンターで料理を注文したら代金を払うキャッシュオンデリバリーシステムなので、少しずつ頼むも一気に頼むもよしです。

串やきっぽう−06

ということで、串全種類を塩味で1本ずつ焼いてもらいました。串の長さ的には、鳥貴族の長いやつなんかと比べると小ぶりなのですが、手に持った瞬間にズッシリ響くボリューム感。何より、これだけズラリと並ぶと壮観の一言。複数人数で行ったら、串ものドラフト会議をしたくなります。

串やきっぽう−07

ジューシーな皮からやげんといった、歯ざわりの変化球を操る串から、正統派のもも肉につくね。

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バラにレバーにカシラにタンにと、豚肉を丸ごと堪能できるラインアップ。

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豚肉も鶏肉も一頭買いをしているからこその充実ぶりに、串が進むのは仕方ありません。噛みごたえある弾力と予想以上のボリュームに顎がほっそりする気分になりつつ、お腹もしっかり満たされます。

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で、そこにブーストを仕掛けるのがこの唐辛子の効いたみそダレ。埼玉でこの組み合わせといえば東松山やきとりが頭に浮かぶところですが、このタレ…旨いんです。

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ちょこんとつければ辛さとコクで食欲増進。ビールで洗い流す瞬間の心地よさたるや! これの焼きおにぎりがあれば、別腹一直線間違いありません。

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もちろん副菜も充実。この値段じゃ考えられないぐらいのキムチの量に圧倒されれば、「辛い味噌ダレに辛いキムチを合わせるのってどうなんだろう…」なんて思う隙は生まれず、

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サラダの瑞々しさで口をリセット。どうしても肉肉しくなってしまうテーブルに緑の合いの手は必須です。

店内の一角に「ドリンクと串5本で940円のサービスセット」と貼られているのですが、確かに一人で食べるには5本ぐらいあれば十分なボリューム。字のごとくせんべろを楽しむにはピッタリです。しかも串が余ったら持ち帰れるのが嬉しいポイント。自宅で二次会を決めるのもありです。

串やきっぽう−14

そんなお店のレジ横には、大量のスマホケーブルが。

串やきっぽう−15

カウンター席を見てみると、なんと壁には電源が! USENのFREE Wi-Fiも使える環境なので、電源カフェならぬ電源串焼き屋としても使えるというウルトラCが効いてます。

一人で串とビールを楽しむ上で、至れり尽くせりなサービスが行き届いたお店。実はランチメニューにテイクアウトのローストポーク丼や唐揚げ&コロッケ弁当もあったりと、しばらくは昼夜問わず賑わいが途絶えることはなさそう。

あとは、オープンしたてで忙しく動き回る店員さんのオペレーションが緩和されれば…と願うばかりです。

著者プロフィール

takapu

ごはんフォトグラファー/Local-Fooddesign代表
食にまつわる各種コンテンツ制作(フォトグラファー、エディター、フードライター、インタビュー)、商品開発・リニューアル提案、PRツール・ロゴ制作などを手掛けます。
創業75年以上の老舗食堂を紹介するウェブサイト百年食堂の制作・運営もしています。
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Posted by takapu