【よかよかキッチン/さいたま市与野】ランチに頼れる3種の丼とお惣菜
与野駅の線路と旧中山道に挟まれた小さな住宅街の一角、上木崎の交差点近くに突然現れた若草色のキッチンカー。ボードに貼られた写真や手書きメニューの中に「よかよかキッチン」の店名が見えます。
熊本生まれのご主人が「今年4月にオープンしたばかり」というお店の推し素材は、宮崎から直送される霧島ハーブ鶏。
ちょうどお昼時ということもあったので、推しを使ったチキン南蛮丼と炭火塩焼鳥丼を注文してみました。待ち時間に聞こえる「じゅわぁぁ」の揚げ音が食欲をそそります。
鮮やかなトマトが目を惹くカップの中には、チキン南蛮がたっぷり。
甘酸っぱい南蛮タレが絡んだ衣にはしなやかな弾力のもも肉。野菜のシャキシャキ感が楽しいタルタルソースとの組み合わせで、ごはんがしっかり進みます。
こちらが塩炭火焼鳥丼。もも肉、胸肉、皮といろいろな弾力と味が楽しめます。お肉にしっかり効いた塩味を際立てるのが、深谷ネギの甘さと柚子胡椒の刺激。お酒が恋しくなる味付けなので、ビール片手にというスタイルにもよさそうです。
プラス100円でごはんの大盛りにも対応してくれますが、弾力に富んだ鶏肉を使っていることもあって、食後はしっかり満腹。見た目以上にボリュームしっかりなので、女性はもちろん男性にもぴったり。
ということで、大豆ミートのタコライスも買ってみました。サルサソースの辛さが割とやさしめなので辛いものが苦手な方でも大丈夫。大豆ミートの存在感もくっきり。アボカドのコクと一緒にごはんが進みます。
こちらのお店、丼の販売だけではなくお惣菜屋さんとしても機能。ハーブ鶏の串刺しや長いもフライがゴロゴロ入った長いもロケットなど。19:30までの営業時間で夕食時の「もう一品」を補ってくれます。
そんなお店で限定10食で提供されているのが「自粛応援オードブルセット」。霧島ハーブ鶏のスモークチキン×バジルソース、手づくりポテトサラダ、クリームチーズ×いぶりがっこ、そして豚の酢モツ。缶ビール1〜2本ぐらいにぴったりのサイズで色々な味が楽しめます。
両隣のさいたま新都心や北浦和に比べて、飲食店の絶対数が少ない与野駅の界隈で、こうした形で新しい味を提案するお店の登場は嬉しいところ。九州色満載の素材と味つけを組み合わせた丼やお惣菜の提案で、これからも食卓を賑わせてくれそうです。