有楽町・中園亭 レモンそばとチャーハン(890+790円)
この店で最初にそこで食べたのはレモンそば、それから数日後に食べたのはトマトそば。セロリが苦手な自分は、どちらかといえば前者のほうが好きだった。
そして、このお店には今も変わらずトマトそばとレモンそばがあり、相変わらずセロリが苦手な自分が注文したのはレモンそば。そして、チャーハンを注文することに。
レモンそばは、輪切りのレモンが2枚、そしてネギとひき肉。丼から広がる香りの段階では、まだレモンの強さはそれほど感じないものの、箸で麺を引き上げて食べようとすると、酸に包まれた香りがふわっと、そして鋭く飛び込んでくる。
麺が少し柔らかめ、スープもレモン以外の要素が強いわけでもない。でも、東京でレモンそばを出しているのは、もしかしたらここしかないのかもしれない。それだけで妙に満足してしまう。
チャーハンは、極めてオーソドックスな一品。頭の中に昔型のチャーハンに対する欲望が生まれたらという感じか。
壁一杯に貼られた料理の数々を見ると、レモンそばだけではなく、色々と食べてみなければと思うものの、なぜだか次に訪問したときも、相変わらずレモンそばを注文しそうだ。