中目黒・ぼうずこんにゃく とにもかくにも色々な魚をいただきました。
こちらの方から、夕食のお誘いをいただいたので、前から行ってみたかったこのお店へ。ちなみに、店名は魚の名前から取ったものである。
小さなエレベーターでビルの5階に上がり、エレベーターを降りて斜め上を見上げると、そこは魚市場空間になっていた。
店内に入ると、目に入るのは大きなカウンター。そこにはたっぷりのホタテ、その奥には水槽やオススメ品の魚が陳列されていた。
お通しとウーロン茶を口にして、最初に注文して運ばれてきたのは…
やはり、牡蠣。厚岸の牡蠣は、生で食べるとちゅるちゅる、焼いて食べると水分が吹っ飛ぶ代わりに、旨みが凝縮。
これは、マンボウの腸串焼き。噛み切れるゴムといった趣の食感からにじみ出るエキスを最後まで味わうには、辛抱強く噛むことが必須。
カキと同じく、北海道産のホタテ。おそらく5年もののホタテは、貝柱がぶ厚くグラマラス、そして舌に触れるとふわっと甘さが広がる。ワタの苦味も、くちゅくちゅとしたヒモの食感も、全て長年かけて作られたもの。
広島産カキのホイル焼き。少し小ぶりなのだが、キノコとの弾力コントラストと、カキの旨みの強さそのものは不動のもの。
カワハギの刺身は、たっぷりのキモを絡めて。淡い白身の上品な味とキモのコクの組合わせは、味のレンジの広さを再確認させてくれる。
モチモチのイカ刺しは、テーブルに置かれていた岩塩で食べる。バッターのバックスイングのように、一度反動をつけることで甘みが際だつ。
マコガレイは煮付けで。甘めの味付けは、おばぁちゃんの煮魚を食べた時のような郷愁感に満ちている。
カツオのお腹部分のお肉である「はらんぼ」。最初に感じる塩辛さを薄めるのは、焼いて封じ込められた旨み。店員さんも「カツオのたたきも旨いけど、個人的にはこっちが好き」と話していた。
バクライ。つまり、ホヤの塩辛。独特の香り、独特の味。舌に残る後味がなんとも印象的。
締めは、カツオを乗せたダシ茶漬け。少し、ダシの量が少なかったので、後半はお茶漬けというよりはダシが染みたごはんみたいな感じに。
これだけ魚を食べると、しばらく魚は…となるかと思いきや、もっともっと魚が食べたくなる。それこそがお店の、そして魚の魅力というもので。
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