練馬・やまの 煮干中華(750円)

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自分が青森にいた頃と比べて、都内でも「煮干し」を掲げるラーメン屋さんが、随分と増えたものです。

特に西武池袋線界隈では、各駅に一店舗のペースに近い勢いで、新店がオープン。これまで数が限られていた煮干しとの接点が増えたおかげで、自分好みの味を探すこともできるようになりました。

そんな選択肢の一つが、練馬駅から約5分ほど歩いたこのお店。元々、煮干しではなかったラーメン屋さんが、大泉学園の伊吹とコラボして模様替えをしたそうです。

階段先の食券機で煮干中華のボタンを押して、ドアの向こうに進んだ先には、煮干しと書かれた大量の段ボール。
変な装飾を施すよりも、こっちの方がいいものです。


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茶褐色のスープから放たれる出汁の香り。
早速一口飲めば、濃厚な旨味と微妙に残る煮干しの粉感。後乗せ魚粉と違って、スープに完全に一体となっているので、濃い味にも抵抗感を覚えません。というより、これが煮干しなんです。

都内でお馴染み、パキパキ型の麺との相性もよく、伊吹で食べているときの心地よさが、そのまま練馬駅にやって来た感じです。

煮干しの持つ健全な中毒性に溺れれば、きっと、鰹節に離婚届を書いて欲しくなるはず。あとは、とことん溺れてしまいましょう。

【この記事を書いた人】

合同会社ソトヅケ代表社員/Local-Fooddesign代表

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