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八甲田山・きっちん てぷらのどん 雪山で食べたいのは、シンプルでたっぷりの美味しさが詰まったこんな料理。

投稿日:04/03/2009 更新日:

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自分が住む部屋は、風呂場の窓を開けると八甲田山が望める、ありがたい場所にある。運が良ければ、青く澄み切った空気のフィルター越しに、八甲田ロープウェイの山頂公園駅が見えてしまうぐらいだ。
でも、遠目にばかり見ていてはもったいない。というより、普段は遠目に眺める対象でしかなかっただけに、どこか憧れのようなものを持ち続けていた。
だから、八甲田山に足を踏み入れることにした。
別に雪中行軍に向かうわけじゃないのに、八甲田山に行くとなると妙に気分が引き締まる。そんな、冬の八甲田山と言えばやっぱり樹氷。そう、山頂に咲き乱れる樹氷を見るのが目的だ。
偶然1台分だけ空いていた駐車スペースに車を停めて、スキーヤーに交じってロープウェーに乗ろうと思ったものの、やっぱり腹ごしらえは必要。ということで、立ち寄ったのが八甲田山荘の中にある食堂、てぷらのどん。
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入口から伺えるのは、スキーウェア姿の方ばかり。ダウンジャケットを着てカメラを持っている姿は、明らかに浮いている。でも、入る。
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まず、目に飛び込んでくるのは完全手作りのパン、ピザ、そして岩塩と一緒に焼かれたじゃがいも。妙に気取ってなく、妙に旨そうなのがうれしい。これをセルフサービスでお皿に乗せる。そして、レジでオーダーメニューから手作りソーセージを注文。
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空いたテーブルを探し、カップに水を注ぐ。もちろん、水は八甲田山の天然水だ。
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手作りソーセージが運ばれてきたら、一気にいただきます。ナイフで切ると、プニュンと詰まった肉汁がじわっとあふれ出し、口に入れるとハーブの爽やかな口当たりが脂のしつこさを消してくれる。勢いで2本食べてしまったが、1本をパンに挟んで食べればよかったと、ちょっとだけ後悔。
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一方、シンプルな味の岩塩ポテトのホクホク感は、ある種のショック。「なんだ、これでいいんだ」と思ってしまう。こんなとき、素材の味を引き出すことは足し算ではなく引き算だということを改めて感じる。
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窓の外を見ると、ゲレンデには多くのボーダーの姿。颯爽を滑り降りる姿は、やっぱりカッコいい。そう思いながら、ロープウェイに向かうことにした。

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takapu

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家 食や旅をテーマにした商品開発や既成品リノベーションを始め、コンテンツ企画、取材・執筆・撮影、PRツール制作、漫画原作、講演、事業所の強みづくりコンサルティングを手がけています。 詳しいプロフィールはお仕事に関するお問い合わせは、下のリンクからお願いいたします。

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