
青森のいい所は、住宅街の一角に旨いラーメン屋さんが点在すること
大雪の青森市。バス停のダイヤ板には「運休」の張り紙が貼られ、移動手段は徒歩一択。雪が深いし滑るしの歩道をゆっくり進んでいるうちに、心が欲してくるのは温かいもの。やっぱりラーメンです。
「こんな所に!?」と、驚かされることが多いほど、青森は住宅地の一角に旨いラーメン屋さんが点在する地。その一つが「中華そば すわ」。いい味出してる赤のれんの下には営業カレンダー。釣り好きのようで休業日は海の上。
暖房と厨房の熱気がブレンドされた店内はL字カウンター席とテーブル2席。メニューは中華そば一本。そこにチャーシュー、ワンタン、味玉、メンマの追加トッピングでカスタマイズ。あとはラーメンの相棒・おにぎり。
迷わず進める一本道なので、あとは量と麺の種類を選ぶだけ。初めてということで、まずは普通盛りのノートッピング。手打ち麺と細ちぢれ麺の二択は、言葉の惹きが強い手打ち麺で注文しました。
スープに泳ぐ煮干しの旨さ、豊かな麺の弾力

運ばれてきた器を見ると、チャーシュー2枚にメンマ、ど真ん中に置かれたナルト。ノートッピングでも十分な具材の数々。
とにかく、一口目のスープが旨かった…!醤油タレがキリッと引き締める煮干しと鶏ガラの旨味がくっきり浮かび上がり、ここに背脂がコクをプラス。濃厚セメント系でなければ、津軽中華のさっぱり煮干し系ともちょっと違う、何なら「すわ煮干し系」という感覚のバランスが取れた味。メガネが曇れど汗がじんわりと吹き出しても、レンゲが止まらないのは当然です。

手打ち麺は表面滑らかで口に運べば噛み心地よく、でもどこか雪国らしいタフさを持ったもの。噛み締めるほどに煮干しの旨さと小麦の風味が口の中に蓄積されてきます。大雪が積もるのは嫌ですが、旨味が積もるのは大歓迎!最後の一口まで弾力が変わらないので、ゆっくり味わえるのもいいところ。
みんなにとって食べ飽きない味だから、この温もりが恋しくなる

風除室とお店の間のドアには、「終日禁煙 弁当類持ち込みOK」の張り紙。この味を自分流に楽しむにはうってつけの環境。それもあってか、お昼のピークタイム後なのに、絶えることなくお客さんが次々と。お勤めの方、学生さん、家族連れと幅広い年代に支持されています。
完飲完食の後に感じた、「食べ飽きないっていいよね…」っていう安心感こそお店への信頼の証。住んでいて近所にこの一杯があれば、本当に嬉しくなっちゃいます。朝8時からの営業なので、空腹に煮干しチャージをしたい方にもおすすめです。
