色々あって夏風邪を引いてしまい、喉はガビガビ、鼻はグシュグシュ。コンディション不良の中で足を運んだのは岩戸。
身体を温めつつ生姜の効き目で喉を癒やそうと、豚汁定食にしようと思っていたのですが、冷汁の文字を見たからには、こちらにしないわけがありません。
早速運ばれてきた冷汁と一年ぶりの対面。たっぷりのキュウリで覆われた器に、ミョウガのピンク色や紫蘇の緑、そして豆腐の白が静かに食欲を掻き立てます。

早速、熱々のごはんにレンゲで汁を注げば、味噌の香りがふわっと立ち上ります。鼻がつまっていても、こういうのには敏感です。
一口食べれば、冷たい汁から広がるアジの旨味と味噌のコク。シャキシャキのキュウリと、ごはんのむちむちした食感の組み合わせに、夏風邪にも効く成分を持つミョウガの苦味が差し込んできます。「冷汁はこの食感を味わうものだなぁ…」と、特に一口目では強く感じるものです。
考えてみれば、きゅうりと味噌の組み合わせは、おつまみで食べることはあっても、そこにごはんを組み合わせるかとなると、意外にピンと来ないもの。よくぞ、この組み合わせで食べ継がれてきたものです。
合間にごぼうの食感が効いたさつまあげを頬張ったり、ごはんをおかわりしたり。食事に集中していると気がつけばエネルギーが蘇ってくるもの。やっぱり、夏はこれですね。




