【浮浪雲/池袋】ブラックチキン(720円)
行きつけのラーメン屋さんに、新メニューの予告看板が掲げられると、待ち遠しいものです。
で、数日前に見かけたのが「9月1日、ブラックチキン」の文字。春日にある2号店では、既に限定メニューとして提供されていましたが、ようやく池袋にお目見えです。
早速、食券機でボタンを押そうとしたところ、小ライスつきというボタンを発見。ただし、そこには赤く「売切」の文字が灯ってました。
ということで、麺大盛で注文し待つことしばしで丼が目の前に。一番の特長はストレートの平打ち麺。整然と丁寧に並べられた姿はまるでイカダのようです。
その上には鶏チャーシューとたっぷりのほうれん草、ブラックということで3枚の大きな海苔が、ダムのようにそびえ立っています。
スープにレンゲをスッと挿せば、トロンと滑らかな感覚が伝わり、口に運べば定番の鶏白湯の濃厚な旨味に、脂のコクとかえしの強さが折り重なって、実に男子向けの味わい。平打ち麺にしっかり絡み、啜れば啜るほどに、唇が滑らかに動き、段々と勢いがついていきます。
で、これだけしっかり目のスープなので、ほうれん草が効いてきます。少しずつ解してスープと麺に絡めれば、青さが味のアクセントにもなって食べやすさも加速します。
海苔の香りとチャーシューの弾力に見守られつつ、スープもしっかり飲んでごちそうさまでした。次は売切ボタンが灯る前に、小ライスセットを注文したいものです。きっと、スープに海苔が絡めば素晴らしいお雑炊になってくれるでしょうし。