
コロナウィルスの影響で、飲食店の売上が全国的に減少している今日この頃。
自分の生活圏に近い与野駅界隈でも飲食店の人影はまばら…と思いきや、ハンバーガーショップの店頭には、テイクアウト待ちのお客さんで溢れ、食品スーパーのレジには広めの間隔を取った行列が。自宅で食べるテイクアウト需要に対応しているお店に、客足は集中していました。
そんな中、贔屓のつけ麺屋・R&Bの前で足が止めると、オレンジ色のPOPにテイクアウトの文字を発見。もちろん、安定のおいしさを目的に店内は満席御礼。
いつもより感覚が広くなった席に座ってズズッと啜る姿からは、「旨い!」のオーラがヒシヒシと伝わってきます。
食券機でつけ麺(大盛)のボタンを押して、テイクアウトの一言を添えて食券を渡せば、あとはいつもと同じく座って待つだけ。「おまたせしました!」の一言と共に渡されたつけ麺入りのビニール袋。これがまたズッシリと重いこと重いこと…!
考えてみればカウンターで食べるときには、つけ汁と麺の皿を両方持つことって少ないもの。手の平越しに伝わってきたのは、いつもお店で食べる量のすごさ。予期せぬタイミングで再確認でした。

袋からトレイを出せば、お店で食べるつけ麺がコンパクトな容器にぎっしり!!蓋にくっついた麺やメンマが大盛りの証。

一番驚いたのがこのつけ汁。プラカップ&プラ蓋の組み合わせかと思ったら、ラップで覆われた状態。試しに指で触れてみるとプルプル状態。持ち運びの時にこぼれないよう、しっかりと固めてあったんです。これはありがたい!

もちろん太麺も容器から溢れんばかりにぎっしりと。太麺がボヨーンと飛び出さんとする迫力は、いつもと違う麺の魅力。

「電子レンジの500wで1分半から2分程度温めてください」
作り方に従って温めたつけ汁から広がってきたのは、カウンターで食べるあの香り。おもむろにワシワシ啜れば、豚骨魚介のスープのコクがしっかり絡んだハリコシ抜群な麺の食べごたえに感服。水菜や刻みネギをつけ汁に加えて、分厚いチャーシューを浸してと、いつも食べ方がそのまま楽しめるのって、本当に嬉しいものです。
で、つけ汁を温めている時間にオススメなのが、麺をお湯で軽くほぐすこと。ちょっとしたひと手間で食べやすさとおいしさは段違い。ライブで食べる感覚になりますよ。と、冷めてきたつけ汁を時折レンジで温め直したりと、おうちつけ麺ならではの楽しみ方も交えて完食。

いつもと同じく調理に集中する店員さん。白いマスクの下が笑顔だったことは、食後に膨らんだ胃袋が教えてくれました。ちゃんと笑顔が見えるように、お店で食べられる日が一日も早く来てほしいものです。