岩手県釜石市・アンジェリック洋菓子店 釜石ラガークッキー

27/07/2014岩手,東北,スイーツ

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鉄の町であり、ラグビーの町でもある岩手県釜石市、この地との縁ができたのは昨年のこと。
生活文化から育まれた釜石ラーメンや、肉メニューが充実した食堂、
あるいは46時中ホタテのことを考える熱き志の持ち主

まだ2回しか足を運べてないのですが、食に携わる人や食文化の源となる宝物が豊富な地であることは確かです。

ところで、釜石市は2019年に日本で開催されるラグビーW杯の開催都市として立候補し、現在、誘致活動を行っていますが、ある日「誘致活動の機運を高めるためのお菓子を作りたい!」ということで、ご相談をいただきました。

これまでも食材や食文化を通じて地域のことを知っていただくために、青森で駅弁やホットアップルサイダーといった、商品企画を通じてお手伝いをさせていただいてました。

今回も同じスタンスで、釜石の伝承菓子「かまだんご」と、ラグビーボールの形を組み合わせて、釜石ラガークッキーという商品を企画させていただきました。

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ラグビーボールがゴールラインに向かって運ばれているかのようなデザインの蓋を取ると、中にはボール型のクッキーがごろんと8つ。

味のベースとなる生地には、かまだんごの材料と同じく、黒糖とくるみ、そして味噌を使っていますが、色とコクを出すために、昔から釜石で愛されている藤勇醸造の赤味噌を使っています。

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逞しい名前を冠しているので、食感はビスコッティに少し近いハード目に。

その噛みごたえの後に広がるのは、糖衣の甘さと一体になった、どこか懐かしさのある奥行きのある味、そして独特の風味を余韻として残します。

一つのものを大切に守り、前へ前へと進めるということでは、ラグビーと食文化の伝承とは共通しています。時に強靭なスクラムを組んだり、時にパスワークで駆け抜けたり。

色々な形で動き続けることで次のプレイにつながる。このお菓子がきっかけとなって、釜石の文化が一人でも多くの方に伝わりますように。
【釜石ラガークッキー】
 ■販売価格
  一つ360円(税込み)
 ■販売店
  ・アンジェリック洋菓子店
  ・ラグビーカフェ・クレスト鵜住居
  ・イオンタウン釜石
 ■共同開発/お問い合わせ先
  ・NPO法人かまいしリンク
  ・釜石カルチャーリサーチパーク

著者プロフィール

takapu

ごはんフォトグラファー/Local-Fooddesign代表
食にまつわる各種コンテンツ制作(フォトグラファー、エディター、フードライター、インタビュー)、商品開発・リニューアル提案、PRツール・ロゴ制作などを手掛けます。
創業75年以上の老舗食堂を紹介するウェブサイト百年食堂の制作・運営もしています。
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Posted by takapu