そろそろ、体内煮干しエキスが切れてきた今日この頃。
そんなタイミングでこの記事を見てしまったとなれば、
松陰神社前に足を運ばざるを得ません。
お店のドアを開ければ、煮干しの香りがお出迎え。
こうなれば、濃厚な一杯を期待してしまいます。
メニューには、オーソドックスな煮干しラーメンに加えて、
極の文字が輝く極煮干しラーメンの姿。
注文したのは、もちろんこれです。
濃厚な茶色にシルバーパウダーが眩しく輝くスープは、
大量に煮干しが使われている証。
早速、レンゲでスープを一口。
煮干し出汁の旨みが一気に身体中を駆け抜けて、
野菜の甘さと融合したやさしい味が膨らんだところで、
スッキリした飲み心地に流れていきます。
青森で食べる煮干しラーメンは、
圧倒的に詰まった出汁の旨みや後味が、
最後までパワフルに残す味が多いのに対して、
東京で食べる煮干しラーメンは、
出汁の美味しさをすっきりと伝えて、
余韻をフェードアウトさせる味が多いと感じます。
そんな濃厚と端麗の違いは、
どことなくアメ車と欧州車の違いみたいですが、
この「極」のスープは両方の特長を融合させた美味しさ。
もちろん、麺をすする前にスープばかりが減ってしまいました。
そして、チャーシューがすごいんです。
サックリと炙られた表面に触れた5秒後には、
口の中でふわっと崩れています。
あと5枚はいけます(笑)。
オーソドックスな煮干しラーメンはもちろんのこと、
つけ麺、ねぶた漬ごはん、
夜限定の十三湖のしじみラーメンと、
他にも食べたくなるメニューが盛りだくさん。
そして、一番気になったのが、
壁に貼られていた「冷製煮干しラーメン」の文字。
これはもう、暑い季節に行かなければなりません。