ひるどき青森シリーズ・その11 ~青森市・工藤パン カーリングパンと甘納豆ロール(410円)~
青森駅の駅舎を出て、AUGAという再開発ビルがある新町通りを真っ直ぐ進むと、こんなパン屋さんがある。自分はこの手の、昼ごはんを買うために登校時に立ち寄るようなパン屋さんが好きなので、速やかに入店したのが青森初日のこと。
店内には、想像した以上に豊富な種類のパンが置かれていたのだが、いの一番で目に飛び込んでいたのが…
この、カーリングパン。売り切れる数ではないのだが、小心者ゆえの心理が働いて、まずはこれを一つ確保。ちなみに、翌日の日経新聞の地方電子版にも、このパンが紹介されていた。
その後、店内を見回してみると、見つけてしまったのが甘納豆ロールという文字。正直、買おうかどうか迷ったのだが、一生に一度の出会いかもしれないと思い込み、速やかに確保。
で…買ったはいいものの青森で食べる機会がなく、今日の昼に持ち越しとなったのである。
さて、まずはカーリングパン。表面にはストーンの持つところがチョコで表されている。この、直径14センチのパンを半分にすると、中から現れたのは…
イチゴジャムが塗られたスポンジと、生クリームの層。つまり、ハンバーガー状態になっているのだ。多少、パンがパサつき気味であるのだが、中身のクリームでしっとり感を補うという組み合わせになっている。ただ、中のスポンジまで口に入るとパサパサの援軍となってしまうのが、バランス的に難しいところではあるのだが。
味としては、ジャムの甘酸っぱさと生クリームの層、そして表面に塗られたマロンクリームの甘さ。これらが一体になり、かなり強めの甘さになっている。
次に取り出したのは、甘納豆ロール。
形が形だけに、「何がロールだ!」という感もあるのだが、店で見たときもこれと同じような姿であった。で、袋を開くと、香ばしくもほんのり甘い香りが広がってくる。
少し固さを残した食感から広がる豆の甘さが上品で、パン生地による大きめのコクと甘さに対して、この甘さが全体のアクセントとしても機能している。また、パンに練りこまれたクリームが、パンと豆の間を取り持って、適度なバランスにしてくれているのも大きい。
一番のテーマである「甘納豆とパンの組み合わせ」については、違和感がまったくなく、アンパンの延長線上にある商品という印象を受けた。
欲を言うと、ときたまクリームも豆もない空白地帯に当たってしまい、この分だけを食べると少し味の落差が大きいというのがあるのだが、少なくとも先入観で食べてはいけない一品になっているのは確かである。
ちなみに、このパン屋さんでなぜか売っていたのが…
この揚げまんとイモ天。実はこれも購入したのだが、どちらも妙に旨かったりしたのが面白いところである。
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