【俺っ家/岩手県盛岡市→陸前高田市】ネタよし!酒旨し!!これぞ三陸の粋!!!

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東北楽天イーグルス、初めての日本一。

その原動力となった銀次選手の出身地は岩手県の普代村。岩手県の北部太平洋沿岸にあり、今もなお震災の影響が残ります。

そこから南に約170キロ。奇跡の一本松がシンボルとなっている陸前高田市。震災前にこの地で営まれていた一軒の居酒屋は、震災から3ヶ月後に盛岡に場所を移して腕を奮っていました。

午後7時前にお店に伺うと、店内はもう活気で包まれていました。大きなアジフライのパワフルなお通しに驚きつつ、運ばれてきた刺身盛りの木桶を一目見た瞬間、驚きを通り越して衝撃が走りました。

まぐろや海老、イカにタコにかんぱちにホタテにホッキ貝。クジラやサンマの刺身まで揃ったオールスター。更に、サンマの背面には、まるで岩陰に潜んでいるかのごとく大量のウニも。これはもう桶盛りならぬ、陸前盛りといった感じです。

それぞれに甘いとかプルプルとか脂が溶けるとかのハマる形容詞が思い浮かぶのですが、やっぱり「旨い!」の一言に尽きます。

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そんなお店の名物が紅葉漬。福島にも紅葉漬という鮭料理がありますが、それは生鮭と麹を混ぜて漬け込んだ保存食。

岩手で作られる紅葉漬は、醤油や日本酒を混ぜ合わせたタレに鮭とイクラを漬け込んだ、いわば親子漬け。

プルプルの鮭の脂とプチッと弾けるイクラが絡み、浜千鳥や濁り酒「雪ん子」が止まりません。もちろん、アツアツのご飯があればてんこ盛り間違いなしです。

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ここに合わせるビールはもちろん、盛岡のベアレン。瓶をシュポッと開けて注げば、泡と共に立つ芳醇な香りが食欲をそそります。

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あとはシシャモを焼いてもらって、お腹いっぱい。

プロ野球シーズンは終了しましたが、みちのくの味覚が美味しくなるのはこれからが本番。

2017年6月には、陸前高田へ場所を移して営業を再開。首都圏からも全国からもイーグルスファンが熱心にスタジアムに通うごとく、三陸の粋を感じさせるこんなお店にも熱く通いたいものです。

【この記事を書いた人】

合同会社ソトヅケ代表社員/Local-Fooddesign代表

商品企画開発から執筆・撮影、ウェブサイト・パンフレット等のPRツール制作など。作ると伝え届けるの領域で、企業やお店の売上作りをサポートします。

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