十勝新津製麺・富士宮やきそば(298円)

31/05/2007

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十勝新津製麺といえば、氷結乾燥法という製法によるノンフライ麺を生み出し、地域色の強いラーメン店とタッグを組んで、しっかりと作りこんだ商品を製造販売する、カップ麺のメーカーとして知られている。

で、ampmのカップラーメン棚で見かけたのが、このメーカーの新作である「富士宮やきそば」。そして監修は、富士宮やきそばの普及団体である富士宮やきそば学会。それすなわち、スタンダードな富士宮やきそばがカップで食べられるということなので、速やかに購入。

薄いラッピングを破り、富士山と焼きそばが鮮やかな包装紙を動かしてフタを開けると、麺、ソース、かやく、青海苔、そして富士宮やきそばには欠かせない「いわしの削り粉」が入っている。で、メーカー自慢の麺はというと…

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太く、しっかりとした麺は、カップ焼きそばらしからぬ姿。で、あとは熱湯を注いで、フタの上でかやくとソースを温めて、4分たったらお湯をこぼして、ソースとかやくと青海苔と削り粉を入れて、とにかく混ぜてしまおう。

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さっそく麺を食べると、あの弾力に満ちたそばの姿が。噛み心地も喉越しも再現度合いはかなり高い。かやく袋に入っているのは、富士宮やきそばには欠かせない、肉かすと豚肉。具多のように見た目のインパクトで勝負するのではなく、麺と一体になってこその存在感を出しており、しっかりと肉の味が麺に絡む。そして、キャベツもお湯でヘナヘナになることなく、ある程度のシャキ感が残っており、しっかりと具になっている。

これをまとめるソースは、甘め優先のまろやかな味。そこに加わるのはいわしの削り粉。欲を言えば、この削り粉がもっと大きめの粒子で入っていれば、見た目の再現度が更に高まるのだが、それでも忠実に味のツボはしっかりと押さえてある。

ただ、やはりこれを食べてしまうと、現地に行って富士宮やきそばを食べたくなる。上手くできているものだ。

この記事を書いた人

takapu

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/Local-Fooddesign代表。「10年後でも古びないモノ・コトづくり」をコンセプトとした商品・サービス開発、既成品リニューアルをはじめ、食と旅がテーマのコンテンツ制作・事業、編集、撮影、執筆、漫画原作、講演を手がけています。プロフィール・事業実績はこちらから