青森・海坊厨 鮮魚とパスタのゼリー仕立てと自家製デザート(890円)
旨いランチと郷土食フリークの皆様、お待たせしました。ひるどきでございます!!!!!!
さて、現在のひるどきは何位になっているでしょうか?
自分が委員長を務めさせてもらっている、「津軽じょんがら御膳・検討委員会」や、諸々に関する打ち合わせのために青森県庁に足を運び、おそらく日本一であろう自治体運営ブログ、「まるごと青森」のスタッフの方々と意見交換。
で、気がつくとお昼近くになっていたので、県庁の近くにあるこのお店へ向かう。
お店の方曰く、「本当は、おまかせランチというメニューがイチオシ」とのことだったが、あいにく11時ぐらいまでに連絡しなければならないメニューとのことなので、メニューブックから目に入った、鮮魚とパスタのゼリー仕立てなるものを注文。
セットでついてくるサラダを食べ、玉子とモヤシが入ったやさしい口当たりのスープを飲んでいると、こんな豪快な一皿が運ばれてきた。
大皿の上にパスタの土台を中心として、それを覆うは鮮度のいい刺身三種、それを覆うはたっぷりのめかぶが入った、醤油ベースでダシが効いたゼリー状のソース。更にその上には彩りを添えるネギやパプリカ、そして素揚げの昆布、オクラとブロッコリーの天麩羅が盛られており、まるで活火山のような勢いを感じさせる。また、ネギの下には…
細かく刻まれた山芋とわさびが隠れていた。
この山を崩しつつ、めかぶのソースを混ぜながら少しずつ口にする。ほどよい濃さのソースは、しっかりとパスタや刺身と絡み合い、滑らかな口当たりによって、どんどんと口に入っていくが、ポイントは山芋とメカブによるとろとろした口当たりの競演と、そこに加わるワサビの刺激。ボリュームに対するアクセントとして大きな役割を果たしている。
食後、アイスコーヒーまでついて890円という価格だったのだが、メインのデザイン力を見て、妙に自家製デザートが気になったので注文。
店舗の外観からは想像もつかないセンスの一品は、カラメルが効いた砂糖細工による、心地よい甘苦さから、グラスに綺麗な三層を織り成す、マンゴー、ベリー、そしてパッションフルーツのやわらかなムースへの甘酸っぱさへと見事に変化していく。ムースの中には、色々なフルーツも入っており、果汁とムースのコンビ力も発揮。
このお店のオーナーは、東京で修行された後にこの地にお店を開いたとのことで、随所に東京らしさも感じたのだが、それ以上に感じたのが「地元の食材+東京的プレゼンテーション=新しい地元食材の魅せ方」というもの。
しっかりと、青森の味になっていることに好感を覚えたのと同時に、このお店に通うことができる青森県庁の方が、かなりうらやましくなった…
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