らーめん花月嵐 津軽らぁめんじょっぱり煮干(670円)
青森のラーメンと言えば、
ブレンド系の味噌カレー牛乳ラーメンや、
十三湖のしじみをたっぷり使ったしじみラーメン、
あるいはウニが踊る八戸の磯ラーメンなど、
エリアによって様々な顔を持ち、
青森県人を楽しませている。
そして、ここに忘れてはならないのが、
煮干しラーメン。
自分が青森にいた2年間で一番多く食べてきたのは、
実はこのジャンル。
にぼしの香りに酔いながら、割りばしを二つに割って
麺をすすってスープをぐびっと。
真夏じゃない限りほぼ完飲してしまう。
そんな、自分のソウルフードでもある煮干しラーメン。
神奈川に住んでいると、禁断症状が出てしまうレベル。
ということで、そんなラーメンの文字が書かれた幟を見かけた日には、
早速実食するしかない。
煮干しラーメンの名店「長尾」が協力しているこの一杯、
スープの色や香りはまさに青森で食べるそれと同じ。
ちょっとうどんっぽさのある、
無かんすいの麺をすすると、
煮干しの香りが鼻腔を刺激した後に、
つるっと滑らかな口当たりの麺が口を占拠する。
で、スープをぐびぐびと。
あぁ…たまらない。
青森の煮干しラーメンは
スープに銀色が浮くほどに煮干しが効いて、
出汁の味がワイルドに効いたものと、
まるでそばつゆのように、澄んだ色合いをしたものがあるが、
これは香りをしっかりと残しつつ、
煮干しのエグみを消した、
口当たりのいいタイプ。
なので、完ツユ必須。
自分的には、これでもかと煮干しの味が
効いたもののほうが好きではあるものの、
全国チェーンのお店で、煮干しラーメンの入門編として
食べてもらうには完成度が高い一品。
ちなみに、これは期間限定メニューなので
まずは見かけたら一杯お試しを。
で、これを食べた青森の方の感想が聞きたかったり(笑)。