川崎・イノクマ エクレア(294円)

08/01/2007

07-01-08-1.JPG
 すみれでラーメンを食べた後、ラゾーナ側から駅を挟んで反対側に向かうべく、地下街を歩いていると一軒のケーキ屋さんが目に入った。妙に素朴な外観と、ショーケースに飾られた妙に素朴なケーキが、妙な魅力を放っており、ショーケースに近づいてケーキを眺める。
07-01-08-2.JPG
 ショートケーキやチーズケーキ、フルーツたっぷりの色鮮やかなケーキ。思ったより数も多く、魅力的なケーキも多…ん?

左下のケーキが怪しい…

 どきどきしながら目を移すと、

07-01-08-3.JPG

 ありえんエクレアだ…

 ということで、自宅への帰りに購入。
07-01-08-4.JPG
 箱の中で揺れて、ぐちゃぐちゃになることがありえない安定感。そして箱から皿に出すと、
07-01-08-5.JPG
 いやおうなく、存在感を放つグラマラスな流線形。その厚さたるは、
07-01-08-6.JPG
 約4センチ。そして、これをフォークで切ると、
07-01-08-7.JPG
 しっかりと、生クリームとカスタードクリームが、ぎゅっと詰まっていた。しかも、
07-01-08-8.JPG
 みかん、そしてパイナップルも入っていた。味は、店構えが持つイメージと同じで、一言で表すと「純朴」。そして、食べていて

 「あー、このエクレア、
うめー!、わっはっは!」

 という具合に、食べる楽しさが口に、そして頭の中に広がる。
 いつの頃からか、世間におけるケーキの位置づけというものが、単純な喜びの対象物から、芸術作品として移り変わってしまったように思う。もちろん、自分も有名パティシエによる芸術作品のようなケーキが好きで、このエクレアの味がそれを圧倒的に上回るというものではない。でも、これを見て食べて感じたのは、芸術作品からはなぜか感じることがなかった、「ときめき」だった。
————– 
 今日もご覧いただきまして、ありがとうございます。人気blogランキング(レストラン・飲食店部門)も、ぜひご覧ください。

この記事を書いた人

takapu

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/Local-Fooddesign代表。「10年後でも古びないモノ・コトづくり」をコンセプトとした商品・サービス開発、既成品リニューアルをはじめ、食と旅がテーマのコンテンツ制作・事業、編集、撮影、執筆、漫画原作、講演を手がけています。プロフィール・事業実績はこちらから