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これぞ浦和の味!『来集軒』のチャーハンには、オールドスタイルの実直な旨さがぎっしり!!

投稿日:17/04/2017 更新日:

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一昨年オープンしたアトレ浦和を皮切りに、着々と再開発が進む浦和駅。そんな駅の西口から歩くこと約5分、閑静なさくら草通りの一角に佇むのが来集軒です。

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以前、もやしラーメンを食べた時に迷ったのがチャーハン。町の中華料理店とは一線を画した器のデザインや音引きの波線感など、そそるポイントが盛りだくさんの料理サンプルで確認したら店内へ入ります。

埼玉県さいたま市・来集軒 もやしらーめん(680円)
電車に乗れば約20分、 東北新幹線に乗るために大宮に向かう車窓で、 何度も見てきた浦和の地。 狛兎が置かれている神社や、古くからのお茶屋さん。 始めて降りた地で見たあれこれに、 エキサイティングな気持ちになりました。 でも、一番はこのお店。 駅前のデパートの裏手にある通りに、 経年の格を感じさせる佇まい。 ガラスケースにディスプレイされたラーメンの丼を見れば、 その模様は雷門や龍ではなく、和な雰囲気に満ちていて、 そこに「五目そば」とか「野菜らーめん」とか書かれていると、 気にならない理由なんてありません。 赤い紙に手書きのメニュー、流れるような白い文字は、 どれを食べても優しさで包まれる未来を約束してくれます。 注文したのはもやしらーめん。 近代的なラーメン屋さんでは見かけないネーミング、 ラーメン二郎だとマシマシの対象となる具材。 でも、こういうお店のもやしが一番ウェルカムです。 端麗系のスープと麺の上に浮かぶ白いあんかけ。 大きな器のセンターで、もやしの白と豚のピンク色が輝いてます。 スープを飲めば鶏や野菜の旨味と甘味。 あっさりしていて飲み飽きそうもなく、 すっきりと感じる後味に、 研ぎ継がれた名刀のような切れ味を感じます。 そこに、あんかけを絡めれば、 もやしの瑞々しさとほんのり塩味が交わって、 益々スープが止まりません。 そんな旨さを少しずつ吸って、 ぷっくりした食感へと変わる細麺。 最初の味と後半の味の変化の大きさに、 感心してしまいます。 次回は、五目そばかはたまたワンタンメンか。 チャーハンも気になるところ。 でも、何よりいいのがご夫婦で営まれているお店の空気。 昔気質なご主人の雰囲気も、奥さんが湯切りをするリズミカルな動きも、 居心地の佳さを生み出してくれます。

カウンター越しに注文すると高齢のご主人の手がキビキビと動き出し、全身で中華鍋を振るう姿に頼もしさを感じます。

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サンプルで見たままの姿で目の前に登場すると、中華鍋で炒められるお米のように心が跳ね踊ります。早速一口レンゲで運べば、油多めのしっとり系でも軽やかパラパラ系でもない、来集系といっても過言じゃない舌触り。ムラなく味が馴染んだお米と卵のハーモニーに嬉しさが止まりません。

二口三口と運ぶうちに、チャーシューの塩味が口の中に溢れ出してお米にコーティング。アイキャッチだった海老とグリンピースも、歯ざわりや風味役として効いてます。

あっさり系のスープを挟みながら、あっという間にごちそうさま。400メートル走を終えたような一気呵成感、これぞチャーハンの醍醐味です。

西口の再開発は2018年のアトレ浦和拡大開業を皮切りに、2020年ごろまでは続くとのこと。あと3年と聞けば長いなぁと感じるものですが、来集軒が昭和25年から歩んできた歴史を思えば短いもの。このお店にはずっと町の変化を見守って欲しいと願うばかりです。

  • この記事を書いた人

takapu

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家 食や旅をテーマにした商品開発や既成品リノベーションを始め、コンテンツ企画、取材・執筆・撮影、PRツール制作、漫画原作、講演、事業所の強みづくりコンサルティングを手がけています。 詳しいプロフィールはお仕事に関するお問い合わせは、下のリンクからお願いいたします。

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