青森県十和田市・SOBE-PI 塩チャーシューメンと、杏仁豆腐。
アートな時間を過ごしたら、やはり、ここはバラ焼きを…と思いつつ、
十和田のアートプロジェクトに関わる人が、次々に推していたこのラーメン屋さんへ。
店内に入ると、右の壁にはズラッとマンガ本が収まった棚。
待ち時間が苦にならないというより、スープ片手に読みふけってしまうのでは?
と、思えてしまう。
で、そんなお店のメニュー。ズラッと色々なラーメンが取り揃っている。
迷うものの、迷っても仕方がないという感じで注文したのは、
塩チャーシューメンと食後の杏仁豆腐。
ツルツルと口に吸い込まれる、ストレート自家製麺の舌触り、
グビっと飲み干したくなるコクのあるスープ。
パサでもなくトロでもなくの、ほどよい加減な厚切りチャーシュー。
一つだけの秀でた部分で「おぉ!」と唸らせるのではなく、
秀でたものが融合し、完成度の高さで魅せる味。
こうなると、他の味も気になってしまう。
食後の杏仁豆腐は、なんと80円。
値段だけを見れば、少しポテンシャルに不安を覚えるものの、
ちゃぶ台を返すごとくに、見事にひっくり返してくれる。
中華麺に強い青森の中でありながら、
人からは十和田の麺もの話を聞く機会がなかったが、
ここは自分から誰かに話をしたくなる店だ。