青森市・KUDOPAN 青森県民のソウルパン!ある意味で揚げてないし挟んでもない「フライサンド」と、新製品でもない「ニューチキンカツサンド」で、昼は満腹満足。

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青森県が誇るパンメーカー・工藤パン。青森のコンビニのパン棚の大半を占めているのが、このKUDOPANエンブレムが輝くパンである。

実は、この工藤パンは約20年前にヤマザキパンと提携を結んでおり、ヤマザキの名物商品であるランチパックは、青森県内で製造委託を受けた工藤パンが、「フレッシュランチ」というネーミングで販売している。

そんな、興味深々郷土深々なパンメーカー・工藤パンが誇る調理パンが、フライサンドとニューチキンカツの2つ。
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フライサンドは、袋を開けるとふわっと軽めの甘い香り。そして、少し大きめのクルトンが。実は、これがフライサンドの「フライ」。サンドは昔食べたという方曰く「昔…確か、表面に甘いグレイズがかかっていたはず」とのことなので、おそらくは覆われた状態がサンドという表現だったのかもしれない。
 
シンプルな甘さ、生地のボリューム感。なんとも分かりやすい味。でも、それが不思議なほど青森のイメージと一致する。キーワードは「素朴」か。

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一方のニューチキンカツサンドは、剛なイメージの一品。ソースがたっぷりと絡んだ衣が、コッペパンに馴染むこと馴染むこと。B級系な味なのに、満足度は特A級。これに通じる感覚なのは、東京の東銀座にあるチョウシ屋のコロッケサンド。

思えば、どちらも地元に愛されるからこその味。なるほど、やっぱり商品価値はそれを愛する人によって育まれるものだと、改めて思わせてくれる。ちなみに、ニューチキンカツサンドのミニバージョンがあるのだが、その商品名はチキンカツサンド。ニューの定義が悩ましい。

【この記事を書いた人】

合同会社ソトヅケ代表社員/Local-Fooddesign代表

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