澄んだ空に大きな雲が泳ぐ街、
そんな青森にぴったりの展覧会です。
空と飛行機をテーマにしたArt&Air展、
県美の展覧会を観た後は、いつも好奇心が満たされて
お腹いっぱいになるのですが、
今回は特に素晴らしいものでした。
青森県内を見下ろす鳥瞰図や飛行機模型、
実物大のプロペラにボックスアート、
日航のスチュワーデス(懐)さんの制服から、
航空力学を用いたF1マシンまで。
そして、プロダクトの背景たる、
挑戦と挫折の繰り返しで大空に挑んできた人間模様や、
大空を駆け巡る、シャアのモデルとなった撃墜王のエピソードなどなど。
一番近くにある別世界を舞台に、
県美の建物を箱庭ならぬ箱空に変化させました。
オープンエアー・プロジェクトの、
一人乗り飛行機・メーヴェ号も展示されているのですが、
意外に、間近で飛行機を見る機会は少ないゆえ、
流線型のフォルムに興奮してしまいます。
制作にとことん魂が込められたということで、
発売が遅れていたカタログも、いよいよamazonにスタンバイ。
9月17日のファイナルフライトはもう間近。
君よ、青森で大空を駆け巡れ!