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ひるどき高知シリーズ・その1 ~九反田・ホテル日航高知旭ロイヤル カツオのお茶漬け風ラーメン(800円)~

投稿日:23/03/2007 更新日:

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 目的の飛行機に乗れなかったものの、なんとか高知にたどり着き、午後の仕事が無事に終了。
 で、その足で最初に向かったのは、船の停泊所の目の前にある、ホテル日航高知旭ロイヤル。裏口から入って、エレベーターでお目当ての“ANGELVIEW”というバーに入店。案内されるままにバーカウンターに着くと…


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 思いのほか、素敵な眺めを目の当たりにすることができた。
 さて、ここに来た目的は「カツオのお茶漬け風ラーメン」というラーメンを食べること。このメニューは、(社)日本即席食品工業協会による、「インスタントラーメンオリジナル料理コンテスト2006」西日本大会で、地元の短大生が考案し見事に優勝した作品を、ここの調理長が受け継いでアレンジしたもの。
 この手のコンテストというものには、なんとなくやりっぱなし的なイメージがあるだが、こうやってアレンジし発展させることで、ホテルの目玉商品としていることに、受け入れ間口の広さによる懐の深さを感じる。
 で、おにぎりとセットになったメニューもあったのだが、次の行き先のことが頭にあったので、ラーメンを単品で注文。
 景色を眺めつつ、バーカウンターでお水を飲んで待つこと約7分。バーカウンターでも違和感を感じさせない器が、ゆずのさわやかな香りと共に運ばれてきた。
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 このラーメンの特長は、カツオダシとカツオのたたき。スープを口にするとお茶漬けの味にダシ感が加わり、それをゆずの風味が引き締めるという具合。更に、時間が経つにつれてノリのコクが加わるので、最初と最後では味の変化が大きい。
 また、カツオのたたきとこのスープの相性も、身の香りを制御するところで、若干の難しさを覗かせてはいるものの、紫蘇によってかなり緩和されている。
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 一方の麺は中太麺。ハリもコシもホテルで食べるラーメンという字面以上の印象を感じさせ、食べ始めから最後までほぼ一定の固さを保ったままという、うれしい仕様になっている。スープの濃さとの相性もよく、グビグビズルズルといった感じで、箸がなかなか止まることなく食が進む。
 自分にとって、ラーメンを食べる上で重要なのが、口を休ませることなく、勢いで一気に食べることができるかどうかという点。いわゆる普通のラーメンと違って、さっぱりとした口当たりなだけに、和食的な位置づけが強いのかもしれないが、そういった意味でも個人的には好みの味。
 こういったメニューというのは、郷土料理の裾野を広げる可能性を持っている。
 それは、インスタントラーメンをベースにした優勝時のレシピが、こちらで公開されているので、特許の類の問題がクリアされれば、店が独自性を加えることで、「ウチの店のカツオのお茶漬け風ラーメンは…」といった具合に、ちょっとしたラーメン文化が広がって、面白い展開になるのではなんて思うと、とっても楽しくなってしまう。
 つまり、郷土の素材を今までにない連携によって、新しい郷土の味を作るということが、郷土料理の裾野を広げる可能性につながるのではというものであり、さしずめ「土料理2.0」といったものになるのではと思っている。
 そんなラーメンをすすって、器の中を空にして顔を上げると、薄明るさが残っていた目の前の景色は、すっかり別の表情を見せていた。
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takapu

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家 食や旅をテーマにした商品開発や既成品リノベーションを始め、コンテンツ企画、取材・執筆・撮影、PRツール制作、漫画原作、講演、事業所の強みづくりコンサルティングを手がけています。 詳しいプロフィールはお仕事に関するお問い合わせは、下のリンクからお願いいたします。

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