十和田市・大昌園 バラヤキノトリコ

18/02/2009青森, 東北, 焼肉/焼鳥, ひるベスト!!!

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前日の雪が路面に残るある寒い日、自分を含めた大人4人が車で向かった先は十和田市。目的は古くて新しいご当地グルメ・バラ焼き。
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十和田市民にとってランドマークと目されるお店に入り、テーブル席にどかっと腰掛ける。注文するのはもちろんバラ焼きだ。
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テーブルの真ん中には厚くて四角い鉄板。その姿から数分後の熱気を想像するのは容易だった。
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「おまちどうさま」という声と共に、おばちゃんが運んできたお皿には、大量の牛バラ肉と玉ねぎ。これが鉄板目がけて一気に注がれる。
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まだ、火が入った鉄板にコゲつかないうちに、まずは肉とタマネギをしっかりとほぐす。
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よく、カニを食べていると無言になると言うが、このバラ焼きも肉やタマネギをほぐしたりしているうちに、同じような心理状態になる。
もちろん、金網で焼く焼肉だって焼き方を極めながら肉と対峙していると、自分が網に乗せた肉の焼き加減が気になってしまい、会話どころじゃなくなる。ただ、バラ焼きの場合は、肉が線に接するのではなく面で接するので、更に会話どころじゃなくなってしまう。
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写真ばっかり撮っていた自分の担当エリアは、箸捌きが上手い方に対処してもらう。そう、金網の焼き肉と一番違うのがこのチームプレーだと思う。
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タレが焦げ出して芳ばしい香りを発すると、玉ねぎは飴色に変わり、肉は少しずつ褐色へと変化する。これが、金網焼肉だと自分の焼き加減で肉を引き上げればいいのだが、このバラ焼きはタマネギに肉の旨さとタレの旨さが乗り移った時点が食べごろ。なので、最初の一手が重要となる。
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さぁ、鉄板の上を一掃しよう。そんな幸せな戦いが始まる。
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甘辛のタレの味が、肉のエキスと絡んで旨さを引き出す。タマネギの甘さと絡んで、ごはんが進む味になる。上品な食べ方なんていらない、テーブルマナーなんていらない。必要なのは、肉が好きでそれと同じぐらいに肉のエキスが存分にからんだ玉ねぎが好きだという、ある意味でニッチな嗜好。
ジュージュー、ワサワサ、モグモグ、グシュグシュ…黒い鉄板を囲んで色々な音が繰り広げられる。こんなに肉を食べているのに、しつこさを感じないのが、タマネギとのコンビネーションがなせる技か。
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この日のメンバーは、焼き肉とスープの関係を重んずる顔ぶれ。なので、ワカメスープが並び、
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卵スープも並ぶ。このスープの熱さこそが体を更に温めて鉄板への勢いを増してくれる。
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焼き上がりから約7分で完食。でも、物足りないのであと2人前を追加。
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2ターン目は、少し早目に最初の一手を伸ばすことをオススメ。タマネギのシャキシャキした食感と瑞々しさを楽しむことができるからだ。
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戦い済んで、鉄板に残ったのはたくさんの旨みエキス。香りを鼻腔で受け止めながら、気分は早くも次の戦いへ。その舞台を選ぶには、このブログを参考にするのがいいかもしれない。まるで「ロードランナー」のように無数の舞台があるようだから。

この記事を書いた人

takapu

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/Local-Fooddesign代表。食にまつわるテーマを中心に、新商品・サービスの開発とリニューアル、プロモーション・コンテンツの企画制作。各種編集、取材、撮影、執筆、講演をワンストップで手がけています。サービス内容はこちら。>>Local-Fooddesign

Posted by takapu