
さいたま市中央区、明治・大正の面影を残す「与野本町通り」。 この歴史ある通りを歩いていると、ふと足を止めたくなる蕎麦処があります。それが今回ご紹介する「大むら」です。

そば処の看板を掲げながらもカツ丼やラーメンの文字が並び、鍋焼うどんや五目そばの昔ながらの食品サンプルでは、色褪せが少なく卵の黄身が輝いている。そんな「町の巨匠」感漂うお店の暖簾をくぐってみました。
癒やしの空間!二匹の看板猫「ペタ朗&コンちゃん」がお出迎え

暖簾をくぐってまず驚いたのが、看板猫の存在です。親子猫の「ペタ朗」くんと「コンちゃん」が、椅子でくつろいだり、時には表のショーケースに収まったりと、自由気ままに迎えてくれます。注文を待つ間、猫たちの愛くるしい姿を眺めているだけで、待ち時間さえも贅沢なひとときに変わります。
圧巻のメニュー数!そば・うどんから中華・丼ものまで

お品書きを見るとぎっしり詰まった自慢の料理。そば・うどんから中華、御飯物におつまみ、夏限定の冷やしまで多彩なラインナップ。ミニ丼やカレーの組み合わせもできるので、さらっと食べたい派も満腹派も受け入れてくれます。
ということで、かつ丼(並)とミニそばの組み合わせを注文。厨房から聞こえる揚げ油の音に耳を傾けながら視線は猫ちゃんにまっしぐら。この時間、かなり楽しいです。
かつ丼×そばの組み合わせは大正義!

お盆からはみ出さんばかりのボリュームで運ばれてきたセットからは、甘口うまうまを約束する割下とさっぱり三つ葉のいい香り。揚げたてのとんかつと卵にしっかり染み渡った旨さで、当然ながらごはんが止まりません。
セットのおそばもミニどころではないしっかりボリューム。自家製麺ならではの「コシ」と「啜り心地」が抜群で、甘じょっぱいカツ丼との相性は「正義」の一言です。
誰もが喜ぶラーメン×カレーの組み合わせ

こちらはラーメンと半カレー丼のセット。小躍りしたくなる昔ながらのルックスのラーメン。スープを飲むのに疲れることなくやさしく染み渡る旨味に、こちらも啜り心地のいい麺。フワッとした不思議な食感が口に残る余韻を生み出す理由は「ウチの麺は自家製麺なんです」の一言。家庭的なとろりカレーとの組み合わせは全年代が喜ぶ町のごちそうです。
夏に食べたい!刺激的な香りに包まれたカレータンメン

スタミナをつけたい時におすすめなのが「カレータンメン」。シャキシャキの炒め野菜と、スパイスの香るトロリとしたスープは中毒性抜群。単品でライスを追加し、最後にスープへ投入したくなる悪魔的な美味しさです。

「うまかったか?また来てくれよな」
そんな猫たちの声が聞こえてきそうな、温かい雰囲気の「大むら」。こだわりの自家製麺を味わうも良し、猫に癒やされるも良し。色々な楽しみと麺に対するこだわりが詰まった素敵なお店です。
