【あぢとみ食堂/埼玉県川島町】3つの元号をまたぐ老舗のタンメンの山盛りっぷりがすごい!

01/04/2019

あぢとみ食堂-01

カピバラ温泉に癒やされる数時間前、やってきたのは川島町(かわじままち)。

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昔から稲作の裏作として小麦栽培が盛んな地域ということで、うどん文化が根付くこの町。車を走らせていると武蔵野うどんの店も多く目に留まりましたが、やってきたのは定食、ラーメン、餃子の文字が大きく記された『あぢとみ食堂』。

1965年に創業し、屋号のとおり定食類やラーメンを提供。街に暮らす人の胃袋を満たしてきましたが、現在の場所への店舗を移転を経て、現在はラーメン専門店として営まれています。

13:30ごろに店内に入ったのですが、春休みということもあって店内には10人ほどの先客が。さすが人気店といった雰囲気の中でカウンター席に通されると

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眼の前には桜の木が。あいにくまだ蕾が少し開いた程度だったのですが、タイミングが合えば麺を啜りながらの花見だって楽しめます。

そんなお店の名物がタンメン。写真が放つ山盛り具の迫力に圧倒されます。

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しかもタンメンにはこんなバリエーションも。迷いどころなんですが、まずは普通のタンメンを注文。太麺と細麺から選べる麺は前者にしました。

調理を受け持つのは、東京のらーめん店で修行したお店の二代目となる息子さん。店内には「一人で調理をしているので混雑時には提供が遅くなってしまう」的に書かれていたのですが、3分咲きの桜を見ていると時間を忘れるものです。

そんな息子さんを助けるように家族経営感に満ちた厨房ではスタッフの女性がテキパキと。一人前の野菜が入った鍋が受け渡される姿や、豪快な強火で野菜が炒められる音。一つひとつを丁寧に作る所作に期待は高まります。

こうして入店から待つこと40分程度、目の前に運ばれてきたタンメンが・・・

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いや、これすごいボリュームです!!ただでさえ大きな丼の上に盛られた野菜炒めの山。吹き下ろす香りを浴びながらさっそくいただきます!

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キャベツ、玉ねぎ、人参、もやし、ニラ、ぶたにく、キクラゲ。満開のタンメンの華を頬張れば、シャキシャキの食感からみずみずしい野菜エキスが溢れます。

その下にたっぷり入ったスープは淡麗滑らか。コクしっかりなのに重さがないスープは飲み飽きさせることのない味。野菜炒めをスープをまとわせれば野菜の味でスープがスケールアップ。ごはんに乗せてタンメン味の野菜炒め定食にしたくなります。

たっぷりの野菜を食べ進めると、姿を現したのはもっちり太い四角麺。麺をすすりモチモチした食感が歯で生まれるだけで顔がほころびます。それにしても、すごいボリュームです…が、旨いと満腹を忘れます。一気呵成に食べてごちそうさまでした。

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そして、こちらがバリエーション系の北海道シチュータンメン。圧倒的なスープのコクが太麺にしっかりと絡んだその味は、まるでスープパスタ!炒め野菜のエキスとスープが口の中で一つになると、未体験のおいしさが生まれます!

昭和から平成、そして一ヶ月後に始まる令和へと。3つの元号にまたがる老舗だからこそ、時代への対応はしなやか。そんな姿勢だからこそ街にしっかり溶け込んだ屋号と気前のいいボリューム。いつまでも不変であってほしいものです。

この記事を書いた人

takapu

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/Local-Fooddesign代表。「10年後でも古びないモノ・コトづくり」をコンセプトとした商品・サービス開発、既成品リニューアルをはじめ、食と旅がテーマのコンテンツ制作・事業、編集、撮影、執筆、漫画原作、講演を手がけています。プロフィール・事業実績はこちらから