【Grill Jamaica/福島県福島市】ジャマイカの香りと刺激を舌に響かせる、チキンとポークのジャークミックス

14/08/2020中南米料理,福島,東北,よるどき

文化通り、並木通り、小町通り、テルサ通り、吾妻通り…道幅の広い・狭いはありますが、福島駅東口から東に伸びる無数の通り沿いには、多くの飲食店が軒を連ねています。その一つがGrill Jamaica。並木通りの一角にオレンジ色の看板を掲げて、街に多国籍のアクセントを添えています。

主役はもちろんジャマイカのソウルフード、ジャークスパイスを使ったチキンとポーク。現地ではドラム缶で作ったグリル(店頭に置かれているようなものです)で焼き上げます。

でも、どっちを食べるか迷っちゃいますよね…しかもスペアリブにシュリンプ、豆腐もおいしそ…あ!ミックスがあるじゃないですか。「チキンとポーク、どちらも食べたい方は」と、心を一瞬で捉える組み合わせ。たっぷり食べたかったですしラージサイズでキメました。

時節柄もあってテイクアウトするつもりだったのですが、一応尋ねてみるとバッチリOK。あとは注文してできあがりを待つばかり。恵比寿のアラウィというお店で修行したご主人の手で、丁寧に焼き上げます。

ホテルの部屋に戻って袋から取り出すだけで、身体に向かってくるジャークスパイスの香り。蓋を開けばチキンとポークのボリュームに圧倒されるしかなく、ごはんもしっかりキドニー豆(金時豆)を入れて、ココナッツミルクで炊いたライスアンドピーズ!

チキンはパリパリと水分が抜けて香ばしく焼かれた皮と、肉の意外にさっぱり目の味。一方のポークは柔らかな赤身と甘い脂が辛さをまとった、ジューシーなおいしさ。お肉を漬け込むシーズニングのチューニングがばっちり効いた食べやすい味になっています。

それにしても、食べ進めるうちにこのスパイシーな香りと味にハマっていることがわかるものですね。一口目の刺激は思ったよりも控えめな印象でしたが、食べ進めるうちに辛さはズーンと重なってきます。でも、カサカサとホイルの音に包まれながら肉を頬張る手は止まらないんです。

この辛さの合いの手役になっているのがライスアンドピーズ。長粒米特有の食感とほんのりした甘さと、ホクホクした豆の組み合わせ。肉と往復して食べると一段とクセになります。ということで、お肉とライスはかなりのボリュームでしたが、勢いが絶えることなくしっかり完食。

確かに「旅先としての福島らしいごはん」を食べている感は強くないですが、自分が住んでいるエリアにないジャンルのお店と料理に出会って美味しかったとなれば、それもまた食にまつわる楽しい思い出。脳裏に焼き付いたこの香り、しばらく忘れられそうにありません。

この記事を書いた人

takapu

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/Local-Fooddesign代表。食にまつわるテーマを中心に、新商品・サービスの開発とリニューアル、プロモーション・コンテンツの企画制作。各種編集、取材、撮影、執筆、講演をワンストップで手がけています。サービス内容はこちら。>>Local-Fooddesign