【登利平(アズ熊谷店)/埼玉県熊谷市】甘め旨しな醤油タレがたっぷり絡む、鳥肉たっぷりの鳥めし松重
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![登利平(アズ熊谷店)の外観](https://hirudoki.net/wp-content/uploads/2019/12/191222-05.jpg)
白い暖簾に記された「上州御用 鳥めし本舗」の文字。
昭和28年に鶏肉屋をルーツとして群馬県前橋市に開店した「登利平」。県内に26店舗を有する地元の方にはお馴染みのお店は、埼玉にも4店舗を有します。
その一つが熊谷駅の商業ビル・アズ熊谷のレストランフロアに。テナントですが店構えは立派の一言。緑色の看板と瓦屋根、そしてオレンジ色の壁のコントラストに風格を感じます。
![登利平(アズ熊谷店)のお弁当サンプルケース](https://hirudoki.net/wp-content/uploads/2019/12/191222-07.jpg)
テイクアウトコーナーに整然と並ぶ商品サンプルが、新幹線駅ホームの駅弁売り場っぽくて目を惹きますが、
![登利平(アズ熊谷店)のお弁当メニュー](https://hirudoki.net/wp-content/uploads/2019/12/191222-06.jpg)
それ以上に昔ながらの雰囲気で並ぶ商品写真が味わい深いんです!
![登利平(アズ熊谷店)の鳥めし松重の重箱](https://hirudoki.net/wp-content/uploads/2019/12/191222-01.jpg)
店頭で色々眺めたらお店の中へ。もちろん注文したのは鳥めし。松重と竹重があるのですが、せっかくなので松重で。両隣のテーブルに運ばれてきた鳥めしや唐揚げ定食の香りが時間を忘れさせてくれる間に、「おまたせしましたー」と運ばれてきました。箸袋もおまたせしました的な姿で心憎いポイントです。
![利平(アズ熊谷店)の鳥めし松重の中身](https://hirudoki.net/wp-content/uploads/2019/12/191222-03.jpg)
蓋を開けば湯気と共に立ち上るタレの香り。白いごはんをスキマなく覆うむね肉ともも肉の迫力は見るだけでもう満足。ちなみに竹重はむね肉と卵そぼろの組み合わせです。
![利平(アズ熊谷店)の鳥めし松重の中身のアップ](https://hirudoki.net/wp-content/uploads/2019/12/191222-04.jpg)
何がいいって、とにかく肉が柔らかいこと。パサツキなんて言葉は無縁です。もも肉の弾力と胸肉のしなやかな繊維質が歯に当たるとスーッとまさに歯切れよく切れてくれます。
そこに創業当時からのレシピで作られる、甘め旨しな醤油ベースのタレがたっぷり絡んでいるのですから、ごはんが進まない理由はありません。タレが絡んだごはんのおにぎりがあれば、3つぐらい買って帰りたくなるぐらいです。
鶏肉の量も大満足なボリュームなので、後ろのほうではごはんが少なくなってしまうのですが、3種類の漬物と一緒にゆっくりと食べるとお腹はもう大満足。
お年を召した方にとって、歯に引っかかる鶏肉って厄介な存在かもしれないですが、ここなら自信を持ってそんな方にも勧められます。きっとそれが長年に渡って群馬で愛されている理由。家族揃って食事をするのに、こうした点で安心できるお店があるのって嬉しいですからね。