静岡・キャット&ボア ミートソース、カレーライス、ドライカレー(1,900円)
旨いランチと地元食フリークの皆様、ひるどきでございます!!!!!!
ところで…現在のひるどきは何位になっているでしょうか?
前日の21日、こちらの方が事務所を構える、「SOHOしずおか」というインキュベーション施設が窓口になっている、地域活性化セミナーに参加するため、日帰りで静岡へ。
で、セミナー会場であるペガサートというビルの、地下に入っているのがこの店。ここは、以前に静岡駅前の紺屋町地下街にあったお店が、再開発に伴って移転したもの。バリアフリーの店内は広々と動きやすい設計になっている。
さて、このお店の名物は、店頭に「ミートソース日本代表」と掲げられているように、スパゲッティミートソース。ということで、これを注文。
ここのミートソースは赤くない。
小麦粉で作ったルーを10日間ほど寝かせ、そこにひき肉と野菜を加えて煮込んだものを更に3日間程度寝かす。ソースと具材がまったりとした3日間を過ごすことによって、申し分のない一体感が生まれ、ほんのりとしたやさしい甘みや、時間にしか生み出せない重厚なコクが広がる。
トマト系のミートソースの場合、酸味による軽さがあってこそ食べ進む味になるのだが、こちらの場合はヤミツキ系。気取りはないものの上質で不思議とクセになる味を口が欲し、気がつくとお皿から半分消え、4分の3が消え、最後の一口が消えという具合になる。
お店の名物ママさんと目を合わせつつ、お店を出ると…
あ、これは食べねば…と思った。
で、18:30からは地域活性化セミナー。200人が収容可能なセミナー室はほぼ満席となった。
「地域産業おこしに燃える人の会」幹事長の関幸子氏、公募による人選が話題となった、「稲取温泉観光協会」事務局長の渡邉法子氏、「はままつ産業創造センター」ビジネスコーディネーターの小出宗昭氏、というお三方によるパネルディスカッションは、経験談や現在の仕事、そしてこれからの地域活性化のあるべき姿や仕掛けの方法に至るまで、結果を出し続けている方々にしか語れない内容。
もちろん、この内容も深く感銘を受けたものだったのだが、実は個人的に一番印象的だったのが、質疑応答の際に、「地域活性化のために地元の魚をプロモーションすべく、こんなブログを書いています」として、今後のあるべきプロモーションの方向性に対する疑問を、パネリストにぶつけていた一人の女性。
えらく若いこの女性が、地域活性化のために情報発信し続けている時点で、周りの大人は何かしらのサポートをしてやらんと。と思うのだが、情報発信型地域活性化の場合は、「工場を誘致して製造出荷額が上がりました」的な、誰もが理解しやすい成果が出にくいために、徐々にジレンマと「これだけやったんだから」という自己満足に収束してしまい、いつの間にか消滅してしまうケースが多々ある。
現状のままでは地方とされる地域は、黙っていても情報発信量が多い大都市に対して、「結果、魅力や資源の特長が伝わっていませんでした」という理由で劣ってしまう。やはり、一刻も早くニッチな地域資源を、スターダムに乗せる情報発信スキームを作りあげることが必要だと思う。
で、セミナー会場にてお店の名物ママさんと偶然の合流。個店発の地域活性化をお題目にしたトークが弾んで、なぜかこのお店のカレーとドライカレーを食べさせてもらうことに。
・カレーライス
洋食店で食べるカレーには、インドやタイ、スリランカ、パキスタンの料理店で食べる期待とは違って、家庭的なテイストが必須だと思うのだが、ここの味はまさに家庭的なそれ。でも、5時間近い煮込みという確かな事実によって、スパイスも効いたまったりとした味わいになっている。
・ドライカレー
ドライカレーは更にすごいことに。野菜もふんだんに入ったターメリックライスの上に、カレーソースがたっぷり。ドライカレーの瞬発力を持った刺激作用と、ソースのまったり感が一体になると、スプーンは止まらず。ちなみに、こればっかり注文するお客さんもいるようで。
結局、このお店で3食も食べることになったのだが、次回は隠れたキラーアイテムの抹茶おしるこピザを食べなければ。
さて、一週間ほどですがこの日記は夏休みを頂戴いたします。復帰戦は10月初旬になる予定です。妙な発表も近々できるかと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
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