【そば処久霧/さいたま市大宮】町そばの名店で最初に食べたい、「冷やしとろろそば」と「カツ丼セット」

久霧の外観

大宮駅西口、そごうやソニックシティのある繁華街から少し足を伸ばすと、一本奥まったところで目に入ってきた「そば」の幟。それはマンションの一階、飲食店が並ぶ一角の左隅に構える『そば処久霧』の目印でした。

ちょうど時間もお昼時。長い年月を過ごしてきた店だけが放つ佇まいの魅力に、お店の中へと吸い寄せられました。

久霧のメニュー

テーブル席に通されて受け取ったメニュー。そこには、ご主人自らが石臼で粉を挽く『手挽きせいろ』にはじまって、

久霧のメニュー(その2)

暑さの中でありがたい、冷たいかけそばの豊富なバリエーション。

久霧のメニュー(その3)

そして、ご飯ものとそばのセットメニュー。選択肢の数だけ食後感を想像すると、自然と笑顔が生まれます。

久霧のメニュー(その4)

これだけ色々あれば迷うところですが、まずはこの3種類がオススメとお見受けしました。

久霧の冷やしとろろそば

こちら、冷やしとろろそば。しっかりと角が立ったそばが持つピンとした張りとクミクミとした口当たり。そば粉の香りといい塩梅の粉感が余韻となって、喉の先へと進みます。

甘めのつゆとトロロの風味やネバネバを纏わせて、二枚のざるを啜ればお腹も一杯に。

久霧のカツ丼セット

そして、こちらがかつ丼セット。ノーマルサイズのかつ丼に、ざるそばが一枚。そこに味噌汁までついてくる完全版。これはたまりません。

久霧のカツ丼

出汁のしっかり絡んだカツや玉子。厚みも上々で頼もしい限り。自家製のぬか漬けが、丼とそばとをつなぐ橋渡しとなって、食べごたえのある立派なセットを引き立てます。

「ウチはもう35年ぐらいになるんです。元々は今、中華料理屋さんがある場所でやってて、5年ぐらいして今の場所に移ったんですよ」

マンションの1階テナントフロアの中で、お店の場所が移動するのも珍しい感じですが、この場所にあってよかったと心から思える町の名店です。

【この記事を書いた人】

合同会社ソトヅケ代表社員/Local-Fooddesign代表

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