「三内小学校通りには、旨い店が多い」という話をよく聞く。
で、その筆頭格として紹介されているのが、この浜寿司というお店。
酸いも甘いも知り尽くしたかのような、とんでもなく渋いタイポグラフィで描かれた看板に導かれて店内に入ると、外観からは想像つかないほどの大きな空間。
しかも、二階に上がる階段の横に、ボトルキープなお酒が置かれているのが微笑ましく、このお店がみんなに親しまれているお店なんだと感じさせる。
このお店のランチメニューは5種類。「にぎり寿司」か「ちらし寿司」で迷ったもののちらしを注文。
アツアツの茶碗蒸し、サラダ、お味噌汁、そして彩りよく色々なネタが並べられたちらし寿司。
で、何かすごいと言えばネタの質。前のランチエリアだった銀座や赤坂で630円の寿司となると、相当に家庭経営なお店か、相当に悩ましいお店という感じになってしまうのだが、この器には地魚の旨さがしっかり詰まっている。
アツアツで梅が入った、さっぱりとした後口の茶碗蒸し、揚げ玉のコクが印象的な味噌汁。これらと共に、あとはルーレットのように描かれたネタを時計回りで食べていくだけ。
「三内小学校通りには、旨い店が多い」という話題。もっと自分も、深くここに絡んでみたくなった。
青森市・浜寿司 ちらし寿司
