【Fujifilm X-T3】発売日に即買いして、食べ物ブロガーとして感じたいいところ

20/09/2018おかいもの

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普段、パンフレットやウェブサイトといった仕事用の撮影では、NIKONのD750をメインに使っている自分ですが、とある地方での取材旅行をきっかけに今年の2月から使っていたのがFujifilmのX-T20。

実は一つ前の代のX-T10からサブカメラとして使っていたのですが、軽量で取り回ししやすくjpeg撮って出しの画像の味わいは唯一無二。Finpix時代からFujiならではの画質が好きだったりします。

そんなX-T20の上位シリーズにあたる一桁ものの新商品として今日発売されたのがX-T3。

出ると知ってからはネットのリーク情報に心躍らせ、メーカーからのスペック発表&予約受付のアナウンス初日にポチッと。そんな待ちわびていたカメラが到着しました。ダンボールの中に収まっていたX-T3の文字は、どこまでもクールです!

まずは開封の儀から

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箱を開けてマニュアルを取り出したところで目があったのは、2種類のQRコード。「紙もあるけどスマホもね」と導くのは時代の流れなんだなぁと改めて感じたものです。

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しっかりと梱包されたカメラ本体。新車特有の香りと同じくこの独特のカメラの金属香が好きだったりします。

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本体の下にはキレイに付属品が。ネックストラップや本体に取り付ける小さな小さな外付けフラッシュもありますが、自分が使うのはバッテリーと充電器だけ。

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で、その充電器が驚きのバージョンチェンジ。他のメーカーを使っている方にとってみれば「?」なことかもしれないのですが、Fujiユーザーにとってみれば大変革。本体に長い電源ケーブルをつないで充電するのが当たり前だったので、本体直結型のプラグに生まれ変わった姿に嬉しさしかありません!もちろん、旅行中に充電する時も便利!
 ちなみに、X-T3はANKERのモバイルバッテリーでも充電可能。バッテリーの消耗が激しいミラーレスシステムにおいて、これはありがたいです!!

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ということで、マニュアルを片手に…

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接続完了。はめ込む時瞬間の「変に力が入って壊れないよなぁ…」という緊張感もまた醍醐味(違)。

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なぜでしょうか、このスッキリした外観に子の成長を見届けた親のような気分になってしまいました。

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さて、X-T20と比べると一回り大きな本体は、男としては手が小さめな自分にとってむしろジャストフィット。X-T20は本体が一回り小さい分だけグリップも小さいので外付けグリップをつけていたのですが、これなら安心な握り心地。

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で、実は発売数日前までに「どうしよう…」と思っていたのが液晶保護フィルム。予約当時は発売日に合わせてリリースされる商品がなかったんですが、Kenkoが初日にラインナップ。ヨドバシカメラの店頭在庫が少なかったのは、きっと同じ気持ちの方が多かったからかもしれません。

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さぁ、充電ほやほやのバッテリーを本体に収めてスイッチを入れると、表示されたのがスマホとのペアリング。またしても時代だなぁ…と感じる瞬間。スマホで対応カメラを制御するFujifilmのアプリと繋ぎましょう。

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繋がって早々にスマホの日時を拾ってくれるのは、地味ながらも助かるサービスです。

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あとは神レンズと誉れ高き、35mm/F1.4の単焦点をセットするだけ。本体とレンズの重さのバランス加減がいい感じです。

レンズが捉える空気感そのままに、AFが別物へと大変身!

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最初の一枚は、ここまでの写真を撮影したFujiのX10を被写体に。

神レンズが益々神々しく感じる写りの良さにハッ!と驚くばかり。いいレンズは空気感を捉えてくれるといいますが、画像を見返すたびにその言葉に納得です。そんな神レンズと呼ばれる35mmの唯一の弱点がAFの遅さでした。でもX-T3の最大の特長・AFの改善によって別物のスピードでピントがしっかり! 店内が暗めの飲食店で早く使ってみたい!

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ところで、Fujiのカメラの楽しみはフィルムシミュレーションにあり。元々がフィルム屋さんですから、往年のフィルムを再現したVELVIAなど豊富なバリエーションがあるのですが、X-T3に入ったASTIAで撮影するとジャッジくんもシックな風合いに。

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ボブネミミッミのキーホルダーも喜んでいる…はずです。

もちろん、メシ撮りにオススメです!

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もちろん、料理撮影もバッチリ!! 自然光がない夜の自宅の蛍光灯部屋で撮影した焼そばもパプリカの色が鮮やかに! 

実は最近は外での撮影を全部Fujiでやっているのですが、撮って出しのポテンシャルの高さはもちろん、お店で撮影するのに威圧感のない本体とレンズのサイズだったり、キットレンズとしてついてくる18-55/F2.8-4.0には手ぶれ補正がついているので使い勝手よかったり。

T-20の時代から、いつものランチも旅ごはんの撮影も期待以上の画で応えてくれて、重宝していたカメラがバージョンアップしたのですから…言わずもがなです。

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思えば、ブログを始めた時に使っていたFinepix6800Z以来、Fujiのカメラとは長いつきあいですが、いつ撮ってもここのカメラって面白いと感じるのは時代が変わっても揺るぎません。スチール撮影や抜群に性能がよくなった動画撮影の頼もしい相方として、長いつきあいの一台になりそうです。

あ、X-T3より一回り小さく女性にピッタリのサイズなX-T20のレンズキットも、もちろんオススメです!!

その数日後。オフカメラ撮影用に買ったワイヤレストランシーバー、cactus-V6Ⅱと組み合わせてブツ撮りしてみました!

著者プロフィール

takapu

ごはんフォトグラファー/Local-Fooddesign代表
食にまつわる各種コンテンツ制作(フォトグラファー、エディター、フードライター、インタビュー)、商品開発・リニューアル提案、PRツール・ロゴ制作などを手掛けます。
創業75年以上の老舗食堂を紹介するウェブサイト百年食堂の制作・運営もしています。
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