【らーめんふくのや/さいたま市・与野】夏の薬味が涼やかに香る『夏そば』がおいしい!

ふくのやの夏そば-01

京浜東北線・与野駅でラーメンを食べたいとき、まっ先に思い浮かぶのが西口にいるなら『R&B』、そして東口にいるなら『ふくのや』。

味噌も塩もおいしい。そんなお店の店頭に冷やし中華ならぬ「6月からスタート 夏限定・夏そば」の立て看板を見つけた日には、入らないわけにはいきません。

ふくのやの夏そば-02

涼しげな手描きポップの紹介文を読めば、更にお腹が空いてしまうもの。「お決まりになったら教えてください」の一言に“夏そばで!”と、咄嗟に声が出てしまったのは仕方ありません。

ふくのやの夏そば-03

器にたっぷり入った麺と具。特に味噌や塩だとなかなか見えない麺の全体が、池を泳ぐ鯉のようにつゆ越しに見えるだけでも夏らしく感じるもの。醤油×昆布のすっきり系のつゆにごま油の香りとコクが効いているのでぐいっと進みます。

その中に沈む麺はキリッと引き締まり、マッチョな歯ざわりと滑らかな啜り心地が頼もしい限り。

店頭の看板に『野菜たっぷり』と書かれていたとおり、具は揚げ浸し的に仕立てられた大きなナスに、緑鮮やかなオクラ、そしてメンマが描く三角形。その中央にそびえ立つのが鶏ささみ肉の紫蘇梅肉和えに向かう夏山が登場です。

柔らかなささみ肉にしっかり絡む梅と紫蘇が涼やかに香り、みょうがと刻みネギ、そして揚げネギ(これが持つ油がポイント!)が風味豊かに盛り上げます。

刻み唐辛子も一緒に煮込まれたことで小さいながらも確かな刺激をもたらし、グシュッとボリューム感のある味にアクセントを添えるナス、刻みじゃないので、スープのよさをそのままに、かじれば滑らかな口当たりを生むオクラ。季節感満載です。

“最後までスープを飲んでも軽やかだなぁ…”と、食べながら感じたのは、中華麺的な冷たいかけそばだということ。口の中で具の味を足しながら食べ進めていくとたどり着くあの感覚。そこにラーメン要素をしっかり融合させた一杯。これからの季節にたくさんお世話になりたいおいしさです。

【この記事を書いた人】

合同会社ソトヅケ代表社員/Local-Fooddesign代表

商品企画開発から執筆・撮影、ウェブサイト・パンフレット等のPRツール制作など。作ると伝え届けるの領域で、企業やお店の売上作りをサポートします。

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