【らーめんふくのや/埼玉県さいたま市・与野】今年もやってきた!ごま油と夏の薬味が涼やかに香る『夏そば』
外出自粛要請が全面解除された最初の週末。与野駅前にあるらーめんふくのやも家族連れやご夫婦客で賑わっていました。
いつもはテーブル席ですが、この日は初めてのカウンター席。少しだけ席間が広く感じる隅っこで見つけたのが季節限定メニューの夏そば。思えば去年も啜った風物詩、今年も注文しないわけにはいきません。
焦がしネギのアイキャッチから、裾野に広がるオクラと揚げ浸しのようにしたナス、そしてササミ肉のしそ梅肉和え。刻みミョウガと定番のネギ&メンマの組み合わせは、ちょっとした夏山っぽさのあるビジュアル。厨房から聞こえた麺を洗う音もあって、いっそう涼しげに感じます。
ゴマ油がふわりと薫るスープは、色目以上に引き締まった醤油ダレと、昆布の旨味がグッとひと押し。ひんやりしっかり引き締まった麺をすすれば、弾力の良さに歯が心地よさを感じます。
ここにささみのしそ梅肉和えを絡めると、酸味が際立つ爽快感が膨らんで、しっかりと味を含んだナスの弾力が、チャーシューのような存在感でボリュームを担当。オクラの香りとシャキネバも楽しさを演出。
もちろん、さらりとした切れ味のスープは最後の一滴まで完飲。このさっぱり満腹な食後感には、今年もお世話になることが多くなりそうです。